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秋葉原殺傷事件 [Ethics]

080615_1032~01001.JPG 毎日新聞6/15


本日(6/15)の毎日新聞。秋葉原歩行者天国殺人事件を特集している。
犯行にいたる直前の、加藤容疑者のネット書き込みを掲載しているので読んだ。

6/4以後、。。6/6日、福井でナイフを買ってから出発し、6/8の早朝から突っ込むまでの書き込み。ネット上の不特定他者とのヤリトリからアキバに出かけるまでの容疑者の心理状況がよく分かる。

新藤兼人が40年くらい前、少年による無差別連続射殺事件(永山則夫、当時19歳。永山はばくち好きの父親と逃げ出した母親から育児を放棄された。極貧家庭で8人兄弟の四男。97年に死刑執行)を映画にした。ふつうの映画監督なら、なぜ、こういう事が起こったか、考えて、映画にしたい、とおもうのじゃないか。この日記を読めば。 小林多喜二『蟹工船』が馬鹿売れして(読んではいないだろうが)いるらしいが、そんな古臭い書き物より、なにが加藤容疑者に起こったのかを知りたければ、彼が掲示板に残した過去半年のヤリトリを(もし入手できれば、だが)読むに越したことは無かろう。編集して中学高校の副読本にしたらどうか?Then There ではない、問題は、Here and Now である。


この書き込みから、殺人実行までの<必然性>は、わたしには読めなかったが、このヤリトリ以前の職場環境がどのようであったかは推測がつき(とくに、人間的なつながりがほとんど無いらしいこと)、ネットでの5月30日~6月1日の侮蔑的書き込みが最後の一押し、になったと推測できる。



日記を読んだ専門家の声を載せている:

精神科医名越康文。
「。。(容疑者が掲示板に書き連ねている)孤独感は、さまざまな意味で同年代には理解しやすいものだろう。だが、自分は不幸で、原因は不細工だからという考えに固執するエネルギは尋常ではない。
掲示板ではいろんな人が容疑者にかかわろうとしているが、容疑者容疑者自身がそれを断ち切っている。。(略)。。普遍的な孤独感とはいえ、凶行との隔たりは大きい。そこを埋めるものが何なのかは、人生の始まりまで遡らなければ見えてこないだろう

教育評論家・宮川俊彦。
内面が空洞化しているという印象を受けた。 (略)
勉強していい大学に入り、おとなしく就職しろ、という圧力が強まり、空っぽな優等生が増えているのではないか

毎日新聞社会部長・小川一
時代の病理をすべて身にまとったような男の犯行から何を読み解くのか。惨劇を二度と起こさないために私たちは何をなすべきなのか。答えがすぐに見つからない現実に、改めて戦慄する


人間は人間を殺さないように自動的には育たない。環境がそうさせれば、いつでも人間同士は殺しあいをやる。殺さない人間をつくるには、文化装置が必要である。人を押しのけていい成績を取れ!と、小学校からこぞって教えているような教育から、人間尊重の精神など期待するほうがマチガイである。いつ解雇されるかも知れないという不安に苛まれ、もらう賃金は衣食住がカツカツ、という惨状。なにが帰結するか考えもしないで、派遣業法などを作文し、可決する官僚や国会議員。教育とは政府官僚が支配していいものではない。人間尊重の精神は自動的には育たない。<人間尊重>とはいかなるものか、考えたこともない教育官僚の指導を一歩も出ない教員からろくな生徒が育つわけもない。

加藤容疑者の犯行は、起こって何ら不思議はない、とわたしには思える。『答えがすぐに見つからない現実に、改めて戦慄する』? 冗談だろう? それとも、こういう劣悪な労働環境、教育現場、格差社会(親の収入により教育・生活が差別される、ということ)が原因ではない、という確信でも得ているのか?

小川一の文章は『犯罪の逆流が始まった』という見出しを付け、<地方に拡散していた犯罪が、巡回のあと、再び東京へ逆流を始めたようにも見える>と、意味ありげなサジェスチョンをやっているが、ネット時代に、地方も都会もあるものか。今回東京で起こったのは単なる偶然だろう。発火点は日本国中に蔓延している、とわたしはおもう。 ネット時代、グローバル時代は、犯罪の原因もユビキタス、なのである。


名越康文『普遍的な孤独感とはいえ、凶行との隔たりは大きい』
凶行、とは社会による呼称である。人間の命や生活をそもそも、社会が尊重しているか?国家や企業が教え、生命・生活を尊重する政策を取ってきたか? 無為無策、むしろ、貧困化を促進するような政策しか打ち出していないのだから、どんな凶行が発生しようと、黙って手をこまねいていればいいのである。 人間性無視の派遣法、違反企業にたいしては行政指導、と注意だけ。わたしにいわせれば、人間性無視の派遣法や、違法派遣の横行こそが、<凶行>なのである。この<凶行>は、国会議員が立法化したものであるし、違反企業は注意、行政指導だけで、何の罰則もない。 明日の雇用も保証されず、怪我をしたら即解雇、将来の希望も全くない人間には、守るべきものは何もない。家族とも疎遠となり、職場に人間的つながりもない状況(労働力を打っているのであり労働を売っているのではない雇用形態)であってみれば、犯行への内的阻止力はゼロに近くなるだろう。




取り調べには加藤容疑者は素直に応じているという。「容疑者が初めてこころを開いて話を聞いてもらったのは、捜査員だったのかもしれない」と、捜査幹部。 非正規労働者の労働環境がどのようなものかを伺わせる。本来なら労働現場は、コミュニケーションを可能にする一種の社会、であるはずのものだ。なにが、<非正規>から帰結しているのか? だれか、真面目に考えたことあるのか? 明日の仕事があるかどうかもわからない、数年先の生活など考えるだけ無駄、多数の国民をこのような<プレカリアート>状態に陥れて、反省するどころか益々、企業よりの政策を推進している政治屋、官僚らはニッポンから失せてもらいたい。


この事件は、企業のいいなりになって、非正規労働者の非人間的な扱いを放置している政府や国会にたいするひとつの応答である。



◆加藤容疑者が書き込んだとみられる内容◆(毎日新聞、27~28面。5/20以後の書き込み)

 (携帯電話サイトから。原文の一部を省略。赤字は容疑者以外)

 ■5月20日------------

10:55 二交代の工場勤務が底辺な仕事とは思えないけどな

16:14 人生に楽しいことなんて一つもありませんよ。どうせネットですし、はっきり書けばいいじゃないですか。「主(加藤容疑者、以下同)の存在が不愉快。死ね」と。

 ■5月29日------------

 4:34 ぶっちゃけアタシ前は主大嫌いだったんだ。主は何に対しても否定的な感じで。でも毎日このスレを見るようになったら主みたいな人もありだなと思うようになった。冗談抜きで友達になりたいと思うようになったよ

(?)   それは嬉しいですけれど、私と友達になってもあなたにとっては何のメリットもないですよ

15:21 彼女が居れば、何事も耐え忍び死ぬ気で頑張りますよ

 ■5月30日------------

 2:29 主こんばんわ。アタシ中卒で、元カレもヤンか職人だった。でも今は大卒の超真面目なリーマンと付き合ってる。人生どう転ぶかわからないね

 4:55 こんばんわ。やっぱり女性は学歴を気にするのですね。三流の短大卒の私にはチャンスはなさそうです。自分だけが取り残されています。そんな私の気持ちは誰にもわからないでしょう

 5:17 今の彼氏は学歴で選んだわけじゃないよ。たまたま大卒だっただけ。てか主はどんな風になりたいの?

 5:35 後輩に服の相談をした時に「何系を目指すのか」と訊かれて困りました。どうしたらファッションに興味を持てるようになりますか?

 5:43 異性にモテたいと思ったらファッションに興味を持てるんじゃないかな?

 5:54 服や靴に興味がない人は恋愛する資格がないのですね。服、服、服、服、みんな服です。どうして服にこだわるのでしょう。イライラします

 6:03 否定はしてないよ。主に伝えるのは難しいなぁ…主にも「異性から良く見られたい」って気持ち少しはあるでしょ?

 6:11 あります

 6:24 そーゆー気持ちあるよね。皆はそこから服に気を遣うようになるんだよ
 6:26 理解できません。意味がわかりません。イライラします。みんな殺してしまいたいです。よくわかりません。服ってなんなんですか

 6:30※服に気をつかっただけで彼女が出来るわけないじゃん

15:30 食欲が無くてもお腹は空くのですね。イライラがつのるばかりです。前直がまたサボったようです。素晴らしい残業になりそうです

15:41 不細工でも苛々するんだな。「素晴らしい」って言葉を使えるんだ

18:08 何か壊れました。私を殺したのはあなたです。

 ■5月31日------------

 5:11 みんな死んでしまえ。上辺だけの友達。言葉だけの友達。実際は他人。みんな敵。友達が欲しい。本当の友達が欲しい

 5:32 皆を踏みにじったのはお前。友達できるはずがない。しねよ

 5:50 他人の不幸は蜜の味。みんな死ねばいいのに。警察に電話したら、緊急性が無いのに110使うなって言われた。緊急なんだけど

 6:00 いったい何の用でかけた?

 6:01 ネットいじめ。みんなが俺を陥れようとしている

 8:05 とりあえず予定通り上野に行ってみる。服屋にも行ってみる。予算は10万円用意した。ここまで気が進まない外出は初めて。シラフで行くのは怖いので飲んでみました。

13:20 結局服買わなかった。少し足を伸ばして、秋葉原に寄った。若本が語る雑学、とかいうCDを買った。ぶるぁぁぁだ。秋葉原もカップルだらけだった。意味わからん

 ■6月1日------------

 5:00 はいはい日曜日。M8くらいの地震でも起きればいいのに

 7:06 殺人を合法にすればいいのに

 ■6月3日------------

10:58 俺もみんなに馬鹿にされてるから車でひけばいいのか

18:48 部屋が広すぎるんだよ。一人なら3畳でいいよ。寂しさが際立つだけ。電気くらいつけよう。部屋は明るい。気持ちは暗い。携帯ごしでも友達がいるはずだったのに。みんな俺を避けてる

 ■6月4日------------

 0:51 なんか病気なのかしら。イライラして眠れやしない。一人で寝る寂しさはお前らにはわからないだろうな。ものすごい不安とか。彼女いる奴にも彼女いない時期があったはずなのに、みんな忘れちゃってる。勝ち組はみんな死んでしまえ。そしたら、日本には俺しか残らないか。あはは。俺がなにか事件を起こしたら、みんな「まさかあいつが」って言うんだろ。「いつかやると思ってた」。そんなコメントする奴がいたら、そいつは理解者だったかもしれない

 5:32 起きた。目覚めは最悪。人生にはモテ期が3度あるらしいけど、俺のモテ期は小4、小5、小6だったみたいだ。考えてみりゃ納得だよな。親が書いた作文で賞を取り、親が書いた絵で賞を取り、親に無理やり勉強させられてたから勉強は完璧。親が周りに自分の息子を自慢したいから、完璧に仕上げたわけだ。中学生になった頃には親の力が足りなくなって捨てられた。小学校の「貯金」だけでトップを取り続けた。県内トップの進学校に入ってあとはずっとビリ。好きな服を着たかったのに、親の許可がないと着れなかった。服なんてどうでもいい。中学以降は制服だったから良かった

15:38 スポーツカーに女乗せてる奴が居た。事故ればいいのに。汚いものを見るような目で見るな。イライラする。どうしよう。土浦の何人か刺した奴を思い出した
                                      

■6月5日
(略) 
午前6時04分 日に日に人が減ってる気がする。大幅なリストラだし、当たり前か。作業場いったらツナギが無かった。辞めろってか、わかったよ。鮮やかに帰宅、やってらんね。お前らが首切っておいて、人が足りないから来いだと?おかしいだろ。やっぱり時期的に限界か。お前らは明日がきてほしいか?来てほしいだろ。幸せだもんな。その場しのぎで笑って、鏡の前で泣いて。当たり前だろ。隠してるから気づかれないんだよ。ツナギ発見したってメールきた。隠してたんだろ。見事にはめられた。
(略)
午前11時51分 犯罪者予備軍って、日本にはたくさん居る気がする。ちょっとしたきっかけで犯罪者になったり、犯罪を思いとどまったり。やっぱり人って大事だと思う。人と関わりすぎると怨恨で殺すし、孤独だと無差別に殺すし、難しいね。「誰でもよかった」。なんかわかる気がする。
午前12時32分 東京の道路って面倒くさい。トラックで行くのは無謀かもしれん。在庫無いのか、残念。片道4時間か。
(略)

■6月6日
(略)
午前2時42分 もうどうでもいい。疲れた。彼女ができない奴の気持ちは、お前らにはわからない。どうせ俺が割るいんだろうけど、やりたいこと・・・殺人、夢・・・ワイドショー独占。それでも、人が足りないから来いと電話がくる。俺が必要だから、じゃなくて、人が足りないから。誰が行くかよ。

(略)

■6月7日
(略)
午後3時35分 大きい車を借りるにはクレジットカードが要るようです。どうせ俺は社会的信用無しですよ。小さい頃から「いい子」を演じさせられてたし、騙すのには慣れている。悪いね、店員さん。無事借りれた。準備完了だ。

(略)
午後7時38分 「死ぬ気になればなんでもできるだろ」。死ぬ気にならなくてもなんでもできちゃう人のセリフですね。もっと高揚するかと思ったら、意外に冷静な自分にびっくりしてる。中止はしない、したくない。

■6月8日
午前5時21分 秋葉原で人を殺します 車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら
 午前5時21分 ねむい
 午前5時34分 頭痛が治らなかった
 午前5時35分 しかも、予報が雨 最悪
 午前5時44分 途中で捕まるのが一番しょぼいパターンかな
 午前6時00分 俺が騙されてるんじゃない 俺が騙してるのか
 午前6時2分 いい人を演じるのには慣れてる みんな簡単に騙される
 午前6時3分 大人には評判の良い子だった 大人には
 午前6時3分 友達は、できないよね
 午前6時4分 ほんの数人、こんな俺に長いことつきあってくれてた奴らがいる
 午前6時5分 全員一斉送信でメールをくれる そのメンバーの中にまだ入っていることが、少し嬉しかった
 午前6時10分 使う予定の道路が封鎖中とか やっぱり、全てが俺の邪魔をする
 午前6時31分 時間だ 出かけよう
 午前6時39分 頭痛との闘いになりそうだ
 午前6時49分 雨とも
 午前6時50分 時間とも
 午前7時30分 これは酷い雨 全部完璧に準備したのに
 午前7時47分 まあいいや 規模が小さくても、雨天決行
 午前9時41分 晴れればいいな
 午前9時48分 神奈川入って休憩 いまのとこ順調かな
 午前10時53分 酷い渋滞 時間までに着くかしら
 午前11時7分 渋谷ひどい
 午前11時17分 こっちは晴れてるね
 午前11時45分 秋葉原ついた
 午前11時45分 今日は歩行者天国の日だよね?
 午後0時10分 時間です



6107598.jpg



毎日新聞夕刊(6/17)特集ワイドで、大塚英志(神戸芸術工科大学)が、語っている。秋葉原殺傷事件。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080617dde012040012000c.html

抜粋、引用する。

◆加藤容疑者と永山元死刑囚の共通点
 ◇時代の「若者像」との格差/軍用の武器を使用/親から「捨てられた」意識
 「今回の事件を起こした彼を見ていると、永山則夫を思い出します」。永山則夫・元死刑囚は1968年、19歳の時に警備員ら4人をピストルで無差別に殺害したとして、97年に死刑が執行された。極貧家庭で8人兄弟の四男として生まれ、バクチ好きの父親と逃げ出した母親から育児を放棄された。「おれが無知で、貧乏だったから」と法廷で事件の背景を語っている。

(略)

共通点を並べたうえで、大塚さんは強調する。「永山の時代と今が『変わった』とすれば、事件を受け止める側に『社会の責任』という感覚が希薄化したことに尽きます。メディアの報道は、心の闇という決まり文句を繰り返し、直接的な原因をサブカルチャーに求め、自己責任として個人の厳罰化を叫んできた。しかし、派遣労働者の問題は『社会問題』で、そのような『社会』を容認してきたのは誰なのか。今日ではさすがに考え込まずにはいられなくなっている

 「加害者を生んでしまったことに、私たちの責任はないだろうか。かつて繰り返された問いをもう一度真摯(しんし)に考える時期に来ています。加害者の責任の一端を担う社会の枠組みをもう一度復興できるかが問われている。労働格差に悩む若い人の間で、蟹工船が読まれる時代なのです

###

◆甘え、努力不足……アキバの声

 若者らは事件にどのような思いを持ったのか。発生から最初の週末となる14日、秋葉原で聞いた。

 ◇神奈川県相模原市、大学3年の男性(21)
 「加害者はあまりにも自分勝手。事件の重大性の前では、孤独だったとか、仕事への不安というのはとても理由にはならない

 ◇千葉県柏市、鉄工会社勤務の男性(26)
 「自分は定職に就いているが、仕事がうまくいかない不安を持つ人はたくさんいると思う。相談する人はいなかったのか

 ◇東京都中野区、大学4年の男性(21)
 「仕事がうまくいっていないのは自分の努力が足りないから。絶対に許しちゃいけない

 ◇東京都足立区、メイド喫茶店員の女性(19)
 「あの日も近くで店のビラを配っていたから、自分が被害者になってもおかしくなかった

 ◇横浜市、金融会社勤務の男性(23)
 「親を恨んでいたというが単なる甘えでは。亡くなった人、その遺族の悲しみを想像できなかったのか」

 ◇東京都、福祉職(26)
 「彼の供述をみると、今になって重大さに気づいている気がする。発生直後の現場を子どもに見せようとする親や、携帯電話で撮影していた人がいると聞いて異常に感じた

 ◇東京都板橋区、就職活動中の男性(26)
 「追いつめられていたのはかわいそうだが、やったことは許されない。相手の見えないネットの掲示板のやりとりでは、人間の深いところは分からないのに

 ◇埼玉県鴻巣市、会社員の男性(40)
 「計画的な犯行で同情の余地もない。カメラの前で謝っていた彼の親がかわいそうだった

 ◇川崎市、会社員の女性(30代)
 「警察官は多いが、街のにぎやかさは変わらない。事件の場所で、亡くなった人のことを考えて手を合わせた」  

◇東京都大田区、会社員の女性(23)
 「思春期の挫折は誰にでもある。私が彼と違うのは、周りの人が力になってくれたことかな





加藤容疑者がなぜアキバに向かったのかこの毎日新聞記者にはわかっているのだろうか? インタビュイーには 仕事の無い、非正規社員などひとりもいない。 大新聞記者のこの鈍感さにも驚く。それで、この見出し<甘え、努力不足……アキバの声>。マスゴミの無知、鈍感さも、なぜ事件が起こったのかの、ひとつの回答にはなるだろう。

大新聞が現在の非正規社員の実態を連日報道し、違法派遣を行っている企業を追求し、格差社会・貧困層を許している法律を放置している国会や政府の無策を連日追求すればこのような事件を撲滅できなくても、激減はするだろう。が、大企業から宣伝費をタンマリ吸いながら記事を書いているようでは多くを望めまい。

想像力と共感(シンパシ)の欠乏はいかんともしがたい。権力者と支配層を覆うビョーキ、である。


080617_1805~01001万世橋.JPG 事件現場の献花台 毎日新聞6/17 夕刊



##### 参考になるブログ

秋葉原殺傷事件、犯人は「日研総業」で仕事
http://f-mirai.at.webry.info/200806/article_18.html

秋葉原殺傷事件   繁華街 数分の惨劇  罪なき人 犠牲
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-10/2008061015_01_0.html

秋葉原無差別殺傷事件、雑感
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2008/06/post_7ef3.html

雨宮処凛と赤木智弘のコメント
http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/20080612/1213201277

秋葉原殺傷事件、職場への不満引き金か
http://blog.tashiro-sr.com/archives/51406212.html

秋葉原殺傷:加藤容疑者、流転の人生 はい上がる道失い(毎日新聞6/16)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080617k0000m040100000c.html




関連記事:
名ばかり管理職 
http://furuido.blog.so-net.ne.jp/2008-04-01-1
キヤノン製品を買うな 御手洗経団連会長(キヤノン)が露骨な政治介入 
http://furuido.blog.so-net.ne.jp/2006-12-12


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海外逃亡者

学校教育、労働環境、政治、メディア、裁判、環境問題。

今日の日本社会を取り巻く病原菌は非常に広範囲に及んでいますね。

日本は、10年前と比べると便利になっていますが、逆に住みにくくなっているような気がします。


by 海外逃亡者 (2008-06-17 12:59) 

ザッコ

古井戸さん、こんにちは。私のブログへのコメントありがとうございます。
さて、## 日記の抜粋(毎日新聞、27~28面の5/20以後の日記から抜粋)の記事を私のブログにも貼り付けて、私なりのコメントをしたいので、ご許可いただけますか。
よろしくお願い申し上げます。

by ザッコ (2008-06-18 18:33) 

古井戸

海外逃亡者さん。

>今日の日本社会を取り巻く病原菌。。

日本だけじゃないと思いますね。どの国も特有の病があるとおもいます。
 国をまたがって共通なものと、得意なもの。

ザッコさま。

どうぞご自由にお取り扱い下さい。情報源は、大部分、毎日新聞に依存しています。



by 古井戸 (2008-06-18 23:47) 

吉宗

みんな、もっと自分を、愛せよ。!自己愛を高めるべし。!

滅私奉公の名の下に、戦争が起きたことを、忘れてはならぬぞ。!

己を愛せない者に、残された答えは一つです。!自殺か!犯罪か!

天上天下唯我独尊、自分を愛する者こそ、人を愛し、平和を愛し、地球を

愛することが出来ると知るべし。!

 自分の知性を愛せよ、自分の感性を愛せよ、自分の好きな仕事を愛せよ、

 すべての始まりは、ここからである。!未来は恒に自分の中にある。!

 あなたは、自由意志を何のために、使いますか。!!
by 吉宗 (2008-06-23 02:17) 

すずめ

この犯罪者を見て、蝦蟇を思った。四六のガマ。

ヒキガエルが筑波山で捕まって、四方鏡の部屋に入れられて、
自分の姿に驚いて たら~りたらりと流した脂?が 蝦蟇の膏。

彼の逼塞感に、携帯画面の文字が果たした役割は大きいだろう。
見つめる画面は 鏡そのものであったかも。

モニタに流れる文字と対話するのは 全く危険なゲームだ。
仮に自分が書いても、読むのは別の自分であり、次には また別の自分が
何かを書いてしまう。気分は スパイラルに上昇しながら。 そして
下降には相当な勇気がいる。それなしには鏡の部屋から逃げ出せない。
by すずめ (2008-06-23 21:30) 

古井戸

>見つめる画面は 鏡そのものであったかも。

鏡なしの生活を人類は既に送れなくなっている。
 というか、人類とは鏡を使う動物、と定義してもよい。
国家なんて、鏡なくしては存在し得ない。
鏡が歪んでいるかどうか、なんて誰にも分からない。

リアルなもの、なぞ存在し得なくなった。
磁石のNとSと同じ。リアルな存在とそれにまつわる観念は同時に存在し、同時に死ぬ。正確には、リアルなものは死んでも観念は生き残る。
観念を構成するに、リアルなものは不要なのだ。

しかし、ある朝、解雇通知は届く。このとき、初めてリアルに触れる。

加藤はアキバでリアルに触れた。
by 古井戸 (2008-06-25 06:45) 

菅道真

汚い世の中から秋葉原事件に追い込まれた加藤智大さんを助けるため
北九州無罪運動支援会の菅道真です

ネット世界の力を合わせてネット聖域を守りましょう
加藤智大さんは無罪です
宜しければ私のサークルプレイヤーにも寄ってくださいね
毎日記事をネット配信しています。
http://www.c-player.com/ac68661/message

by 菅道真 (2010-07-31 09:39) 

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