同時安 [diary]
久し振りに森本毅郎@TBSラジヲを聴いたら、鳩ぽっぽ(鳩山邦夫。なぜか、法務大臣)がまたしてもアホな発言を振りまき嗤われているようだ。朝日新聞@2008年1月22日(火)15:54 :
##引用
鳩山兄弟、40億円ずつ「同時株損」? 世界株安で
米国のサブプライム問題に端を発する世界同時株安をめぐり、鳩山法相は22日の閣議後の記者会見で、自らの保有株で「損害」が出ていると語った。
法相は、ブリヂストンを創業した祖父・石橋正二郎氏から贈与を受けた同社株の株価が下落したことで「40億円損をしたんではないかと言われている」と言及。兄の鳩山由紀夫・民主党幹事長も同じ株を持っていることを踏まえ、「私が損をしたということは兄も40億円損をしたということ。『兄弟同時損害』ということでしょうね」と話した。
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ある企業の役員が記者会見でこういう話をすればバカとおもわれるだろうが、政治屋や大臣はニッポンではもともと馬鹿とおもわれているから誰も怒らない(大臣が株取引していてええのか?という疑問などニッポンでは誰も持たない、問わない。ジャーナリスト含め)。公と私の区別がつかないのである。いい国である。NHKも、インサイダーやり放題だからこの発言をニュースにもできないだろう。最近はこの、オバカ連合に、ジャーナリストも仲間入りをしたようである。
今朝の朝日新聞四面。『道路集会出席の大江氏を批判』民主・菅氏、の見出しをつけた小さな記事を掲載している。「。。。道路特定財源堅持を求める都道府県議総決起集会に大江康弘参議院議員ら三人の同党国会議員が参加したことについて「特に大江氏は比例代表で当選している。もしそういう行動をとられるつもりならば、議席を民主党にもどすのが筋だ」と批判、暫定税率延長を盛り込んだ租税特別措置法案の採決で与党に同調するのであれば、議員辞職すべきだとの考えを示した」。
民主党議員にしては、しごくまともな意見だ。しかし、大江が辞職しても、民主党の議席数に影響を与えないからこういうことが平気で言えるのだろう。党首でありながら禁治産者的言動を繰り返す小澤一郎に、「エエカゲンに議員やめたらどう?」 と、なぜ言わないのか。この党首にしてこの党員あり。党首がこれでは、だれもやりたい放題をヤルに決まっている。「大江君!民主党員として恥ずかしくないか!」。。と一喝できまい、小澤では(こういう人間に頭を垂れて党首に留まるよう説得した、という民主党幹部も救えない)。発言になんの生活感も、政治哲学もなく、官僚作成原稿棒読みの自民党総裁と大同小異。政治屋のアホさもグローバルな現象か。政治屋の世界同時安が世界の隅々まで生活の不安と貧困をもたらす。政治屋の同時安は選挙民のドタマも同時安であるってことの証左か。
久し振りに書店にでかけたら、新刊新書に気になるタイトルがあったので買ってきた。
J.M.ケインズ『一般理論』が岩波文庫に入った。間宮陽介の新訳。
雑誌『みすず』(みすず書房)の1/2月合併号は恒例の『読書アンケート特集』である(1月末に発行)。毎年、前年読んだ本のベスト5を各界の本好きから募集して掲載している。300円。この10年ずっとこの「読書アンケート特集」号だけを購入している。この特集は、その年の読書計画をたてたり、図書館にリクエストするときに便利、かつ、熱の籠もった知見を披露する読書人が多い。編集部はそこまで期待していなかったのだろうが、毎年、この特集号に数頁の力作<読書感想>を寄せる常連がいる。そのひとりが、数年前になくなった藤田省三であった。熱の籠もった文章に並べて、手抜き感想文を掲載される方もタマラナイからついホンキの文章になるのであろう。読む方も、相応のチカラが必要になる。米粒大の文字でビッシリ100頁、一冊の単行本クラスの価値がある雑誌である。
今年も書店に予約した。
手持ちの雑誌『みすず』、をかき集めてみた。
1997.1
1999.1
2000.1
2001.1
2005.1/2
2006.1/2
出版世界にだけは、同時安、がこないことを祈念。
『みすず』なつかしいです。70年代に、大学の図書館で愛読しました。世界の学生運動の動向なんかも記事にしてあって、パリ・コミューンなんかもそれで知ったような気がします。久しぶりに読んでみようかな、と思いました。
by whitered (2008-01-25 22:49)
岩波の、図書、とか、新潮社、集英社、講談社。。の宣伝雑誌は書店で、タダ、でくれますが、みすずは、300円と有料。みすず書房の本は、内容もシッカリしているが、どれもこれもバカ高い。。。
http://www.msz.co.jp/
by 古井戸 (2008-01-25 23:34)