3年前の311 [diary]
3年前の午後二時過ぎ、ガッタガッタ。。。と三分弱揺れる地震が来た。 (千葉県印西市)
mixi日記転載。
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東北巨大地震 余震やまず 2011年03月12日10:05.
きのう二時過ぎ地震が来た。
ポケット型ラジヲ3台あったのだが、2台はうもれて、残った一台の電池を入れ替えて聴いている。
TVは2台とも吹っ飛んだ。 最初の揺れで転げたを、本の海を挟んで遠くから見ていたのだが、次の揺れでまた転げ、動かなくなった。
食器が棚から飛び出し、茶碗や花瓶が割れたのを片付けた。
安物の本箱を使っていたため本箱が破壊されて文字どおり腹まで本の海に浸かって、本を踏みつけて部屋から出て来た。
朝、やっと埋まっていたパソをほじくり出して変則体位でパソに打ち込んでいる。
いまだに余震が止まない。夕べから震度5レベルがしょっちゅう来ている。 震度2~3では驚かなくなった。
気仙沼付近では町や市が海の下に沈んでいるという。津波が来るから、神戸のように救助にも行けない。最終的に神戸地震より被害がひどいかもしれない。
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今朝早くコンビニに飲み物と弁当を買いに行った。飲み物はあったが、弁当やおにぎりの棚は昨日から空っぽのママ。ガソリンを満タンにし、灯油を買った。
今朝車でTBSラジオを聴いていたら、呆れたことに、こんなときにも企業コマーシャルを挿入しているのである。バカじゃなかろか。おまけに全国ネットだという。まさか東北の被災県にはネットしてないだろうね?企業の恥をさらすだけである。日本が沈没しても企業コマーシャルを電波で飛ばすのだろう。
被災者はラジオをもたずに避難している。非常食も結構だが安物でいいからラジヲを配布すべきだ(あとで返却してもらえばそれほど出費とはならない)。それに、NHKは全国ネットで放送しているようだが、こういうときに必要なのはローカル放送だ。
ラジオを聴いていて腹が立ったのは菅直人が今朝、ヘリで福島~東北を回るというのだ。カッコウ付けをやっている場合か。東京では残った閣僚が対策を練る閣僚会議を開くという。国のトップが現地をのこのこ回ってどうするのだ。ヘリでホンの一部を眺めて何が分かるというのか。TVやラジオで各地の情報を得るほうがよほど重要。
1日24時間年365日、災害救助のことだけを考えている災害救助担当大臣と組織がこの国にはないのである。国家と民のことを考えず、呆けた日々を送り、高給をむさぼっている国会議員、それを許している国民に対する対する天罰だろう。
東北に設置してある気象庁の震災情報収集装置が今回の地震で壊れて今、使えない状態だという。お寒い話である。
昨日、安否を尋ねて親戚や子どもたちに送ったケータイメール。やっと今朝になって返事がきた(電話はもちろん通じなかった)。メールのトラヒック量など、音声や画像などに比べるとゴミのようなものである。ケータイメールに掛かる設備回線コストは殆んどゼロだ。であるのにケータイメールにバカ高い料金を請求してるケータイ各社よ。メールくらいリアルタイムで疎通させろ!それができないならメールは無料サービスにすべきである。(ただし、昨日から何度もブザーと共にケータイに送信されてくる地震緊急情報。これは感心した。その直後に揺れが来る。物陰に隠れるなどの緊急避難はできる)。
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最初の地震情報で、10メートルの津波!と聴いて驚いた。いったい、10メートルの津波が来た場合、海岸から10㌔先まで海流が到達する、ということは想定内のことだったのか?町内放送などで緊急を知らせるシステムはあったのか?今から言ってもしょうがないが。ラジオやテレビを自宅で見ている人はソンナニ多くないはずである。昔、田舎にあった町内放送システムを充実すべきではないか。
津波と地震に因果関係はあっても、防災と救助にカンしては全く別の考慮と対策が必要である(あとのまつりだが)。
これを書いているいまも、余震がおさまらない。
教訓 2011年03月12日10:59.
まだ救助で忙しいときに教訓もないが、最近物忘れが激しくなったので、思いついたつど、ここに書きとめることにする。
1 キャッシュを(多めに)分かり易いところに用意しておく。いつもは少なめにしか財布には入れていないのだが、今回は数万円あったので余裕で買いものができた。ここでは、車で5分のところに5店舗コンビニがあるのだが。。コンビニがないとつらいね。大手のスーパーが軒並み閉店しているのだ(棚の荷崩れのため)。深夜、24時間営業のスーパーにラジヲと電池を買いに行ったら駐車場を閉じていた。非常時に使えない店など、ワンランクダウンだな。
いつでも金が下ろせる(だよね?余り使っていないが)コンビニは助かる(というより、非常時の夜間使えない、あるいは店舗が少なく使える時間も短い銀行はケシカランよ。非常時の機能を果たしていない。処罰せよ)。
神戸地震のとき知人が丸裸(文字どおり、だ。パジャマだから。。)でマンションを脱出したのはいいが、金がなし、キャッシュカードも、免許証、身分証明書もなし。でどうしようもなく、会社にその姿で出かけ、。。。。だった。
ということは、免許証(あるいはカオ写真付きの証明書)は肌身離さずもっておけ、ということか。わたしは、免許証+財布、ケータイはポケットに入れて寝ている。
災害時救援法は適用されるのか?
米国では災害時には、翌週、無条件で、200万円の小切手で国から各家庭に送られてくる。
2 ポケットラジオは、分かり易く、吹き飛ばない場所に、数台用意し、それとは別に、電池も充分用意しておくこと(ラジオに装填している電池はしばらくすると放電しておまけに腐る)。こんかい、2台は吹き飛んで行方不明になった。わたしは電池の大量消費者だから、普段は充電式を使っているのだが非常時のため、電池を数十本用意していて助かった。
3 ケータイの充電器も分かり易く、地震で家具が吹き飛んでもすぐ手に入る位置においておくこと(それにしても、電池の切れるのが早すぎるよ。今回はたまたま満タンにしていたから助かった)。車にケータイの充電装置を用意しておこう。(夕方、駐車場に入れるときには、ガソリン満タンに)
4 懐中電灯の電池切れに注意。今回はたまたま電池が入っていた。
蝋燭は使うな、火事になるから、とNHKが放送していた。それに、外を歩くとき不便だ。
5 水のペットボトル(水道を飲め!といつも言っているのだが。。)はこういうとき助かる。
6 それにガスボンベ式のガスコンロ。今回のようにガスが止まったとき使えるので便利。ボンベの用意も。
TVをみて気がついたこと。
1 歯舞色丹国後択捉も真っ赤になっている=大津波が来る。なのに、現地の津波状況は全く報じない。救助などもってのほか、とでもおもっているのか? これでは返ってくるものも来ないよ。その必要もない。
2 TV画面に現在の時間を入れて欲しいね。
不幸中の幸いは、真冬でも、真夜中でもなかったことである。
異なる見解 2011年03月12日15:49.
福島原発に「炉心溶融」の可能性がある、という。東北巨大地震。
スリーマイル型の事故である。
NHKでは東大教授=原発専門家、と、NHK解説委員=水野、の見解が対立していた。
教授の意見は、「炉心の温度は安定しているから心配ない、原子炉は停止している。住民には冷静な対応を。」
水野は、危険な状態、という。セシウムが漏れたということは核燃料が溶け、担当者も近寄れない状況。遠隔操作による作業となる。(高熱で条規を作りタービンを回して発電する方式)。水供給が不十分なら、海水の注水ということもしなければならない=原発の機能は喪失。燃料棒は4メートルあるが、現在、半分くらいは水に浸かっていない=冷却されず溶融する。水供給が不十分ということ。
水供給と言っても、1ヶ月掛けて注水してやっと炉心温度が下がるという猛烈な量である。注水用ディーゼルが働かなかった(商用電源を使用したり、消防車による放水をやっている)と言うことだが、通常のビルの予備電源用ディーゼルとは分けが違う。三重、四重のバックアップをやっていてもおかしくない危険物である。他の原発電源の設計もみなおすべきである。
(追記: わたしの聞き間違いか。注水用の商用電源が確保出来なかったと言っている。しかし原発が故障すれば商用電源の確保も危ういことは想定内ではないのか?(げんに、東電は、一般向けに節電を!と依頼している)。発電所内専用の水源、と、予備電源くらい用意して当然だとおもうが。 )
なぜ事故に至ったのか。東電と、企業、大学の専門家は説明責任を果たせ。
震度7は想定内のハズである。ディーゼルを使った地震時の注水訓練を一年に何回やっているのか。前回やったのはいつなのか?
大本営発表 2011年03月12日18:44.
<爆発的事象があった>
枝野幸男官房長官は12日午後5時46分、首相官邸で記者会見し、東北沖大地震で損傷した東京電力福島第1原発1号機で「何らかの爆発的事象があったと報告されている」と明らかにした。爆発の影響については「原子炉そのものであるということは今のところ、確認されていない。放射性物質の把握に努め、周辺住民の安全には万全を期している」などと述べるにとどめた。
3時間も過ぎているのに、情報収集に努めている、とは恐れ入る。
爆発的事象、ではなく、爆発があった、といえないのか。
建物の外壁が喪失するくらいの変形なのだ。
何が起こったのかもわからない、放射線量も発表出来ない。
嘘である。
測るのは測定器である。 隠すのは人間だ。
放射線量の計測は原発で最も基本的なことである。リモート監視もできるはずだ。
それに負傷者が怪我をした、の一点張りだが、放射線を浴びたのかどうか、も言わない。記者会見でマスゴミも問わない。しかも、その怪我をした四人のために、全国の放射線治療専門医を総勢、緊急招集を掛けているのだ。 単なる外傷か、火傷か(程度は?)、放射線を浴びているのか。この程度なら救急車のなかで検査出来るし、なにより当人の意識があれば、発電所で何が起こったのかを質せるはずだ。軽傷なら記者会見場に出してもいいではないか。なぜ、会見場で記者は追求しないのか。これではまるで共犯者である。
被爆しているかどうかも発表出来ないのか。馬鹿馬鹿しい。
被爆している、とわかれば、どの程度か。
発表したくないか。
枝野はあとから言い逃れするための言い訳も官僚に考えさせた上で、会見場に臨んだのだろう。
東海村事故のようにまた、下請け企業の責任にするんじゃないだろうね。
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