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瓦礫処理方法@小出裕章の講義。 大阪維新の会の勉強会 [東日本大震災]

http://www.ustream.tv/recorded/20303614
瓦礫処理方法@小出裕章の講義。 大阪維新の会の勉強会。
一時間の講義+20分の質疑。

きわめて明快。質問もポイントを突いている。1時間でこれだけの内容をよどみなくプレゼンする能力はたいしたものだ。小出*40年間の講演活動の成果。



小出も述べているように、福島(ないし関東)の瓦礫を関西までもってきて焼却(焼却施設は新規に作る必要がある)し、放射能を濃縮した灰を再び福島へもどす、というのはとんでもない手間だし、汚染の拡散が発生しうる無駄な作業。(焼却した現地に保管などとんでもないこと)

まず第一に、福島県内で焼却、保管するのが最善である。

福島の原発近辺で処分するということは作業者も汚染する可能性があるから場所は選択する必要があるが、かりに地方で処分するにしても濃縮灰を扱うのだから作業者への汚染の可能性はあり得る。瓦礫や灰の処理だけでも負荷であるのに、ニッポンを縦断して関西~福島まで運搬するのは大変なコストである(特殊仕様のトラックが必要だろうし、新たな立法措置も要する)。各地に作った焼却場は汚染されるから焼却場を廃棄する場合も原発廃炉のように神経を使う。

大阪(受け入れ側)の住民が汚染するのはイヤだ~、とごねるのは小出が言うようにエゴである(大人の国民であればだれでも原発汚染の責任が存在するのだから)。あくまで、福島で処分するのが汚染の拡散を防ぐために最善である、という論理で進めなければならない。

現在戦場状態のフクイチでなく、福島第二発電所の敷地内に汚染瓦礫の集積、管理区域を設けるのがベストだろう。さらに、この講義では焼却の話ばかりしていたが、焼却して濃縮する必要はあるのか?広さが十分あれば不要ではないか。そのままうち捨てておけばいいのだ。





ふざけているのは双葉町長である。

産経新聞
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120131k0000..
引用:

参考人として出席した井戸川克隆双葉町長は、放射性物質の拡散予測データが当初、住民に提供されていなかったことについて「手元にあれば当然違った方向に(避難の)かじを切った。罪の深さは計り知れないほど大きい」と、政府を厳しく批判した。

 井戸川町長は「避難指示は政府から出たが、その後の行動については一切、指示や指導がないまま今日に至っている。大変残念だ」と指摘。東電に対しても「事故を発生させ、(その後の賠償などについての対応も)紳士的とは言えない」と述べ、経営陣の総退陣を求めた。国会事故調には「苦しさや無念さが晴れるような調査をお願いしたい」と訴えた。

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双葉町長はおのれが誘致し、おのれの町にある施設から汚染物を日本と世界にばらまきながらまったくその責任を感じていない。東電と国に対して、だまされただの、恨み辛みをことあるごとに口にしている。自責、とか、反省とかまったくひとかけらもないのだから驚きである。まっとうな人間なら、双葉町に瓦礫処分場を作ってくれ、ただし、費用は東電と国がもつべし。双葉町は全国の瓦礫も個々に集めて焼却するなり、そのまま放置保管するなり双葉町が責任をもっておこなう、と宣言すべきなのである。全く責任を取ろうとしない東電と国に対する、これ以外の報復メッセージがあるだろうか

瓦礫処分方法を決定し、町内に受け入れ施設を作って処理の基本(わたしは焼却するのではなくそのままうち捨てておくのが最も良い方法だと思う)を定めた後、双葉町長は全国の原発立地町村を巡り歩き、原発立地の愚を、首長と住民に説いて回る義務があるのではないか。反原発行脚である。これが国民と世界に対する罪滅ぼしだ。早く決断をしないと、地方のおつむの足りない市長や議員らが福島から瓦礫を輸送し、各地で焼却、また残存物や濃縮灰を福島に戻す、という無思考、非効率、有害の方策を採りかねない。


双葉町には汚染が当分の間、残る。瓦礫処理は全国からボランチアで集めた60歳以上の男がやればいいではないか。これに応募者が殺到しないようではニッポンはおしまいである。いま日本に住んでいる人間で原発を放置した責任、過酷事故を招いた責任が全くない人間などいないのだ。

双葉町長、中間貯蔵施設建設に反対変わらず

 東京電力福島第1原発事故で双葉町の井戸川克隆町長は11日、国が同町を含む双葉郡内に建設を要請している汚染土壌の中間貯蔵施設について「町としては双葉町議会も含め反対だ」と述べ、あらためて反対する意向を表明した。東日本大震災から11カ月を迎え、避難先の埼玉県加須市で報道陣の取材に応じた。
 ただ、中間貯蔵施設の是非は除染の問題も絡んで自治体ごとに利害が異なると指摘。双葉地方町村会の会長を務める立場から、地元の意見集約が難航する可能性を示唆した。
(2012年2月12日 福島民友ニュース)




重傷である。瓦礫など1000年ほかって置けばよい。そのうち、列島が海に沈む。

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除染は移染、そして利権 

http://eritokyo.jp/independent/aoyama-pol112...html
青山貞一


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