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検察の岡っ引き根性が国を滅ぼす    Winny問題 [IT]

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NIKKEi 10/8
ウィニー逆転無罪、開発者の責任限定的 違法コピーの課題残る
 ファイル交換ソフト「ウィニー」の開発者を逆転無罪とした8日の大阪高裁判決は、ソフトを使った著作権侵害行為について、開発者がほう助罪に問われる範囲は限定的とする基準を明確に示し、罪の成立を否定した。開発者の創造性に一定の配慮を示したが、ウィニーを使った違法コピーが横行する実態は深刻化しており、著作権者の被害を食い止める有効な対策が急務だ。

 一審・京都地裁の判決は、ほう助罪の成立要件に関して、「ウィニーの現実の利用状況やそれに対する認識、提供する際の主観的態様がどうかということによる」との基準を提示していた。しかし高裁は「現実の利用状況の把握は困難で、主観的意図がネット上に明らかにされる必要があるかどうかもはっきりしない」として、一審の基準は相当ではないと判断した。(19:15)


これが犯罪なら、パソコンやコピー機(偽札製造マシーン)の開発者も犯罪幇助罪、インターネットやケータイは大犯罪、ウインドウズやファイルシステムなど大罪の原因。ビルゲーツは十回くらい死刑だろう。 銀行の、ATMも罪じゃないのか。オレオレ詐欺の温床である。

これを起訴した検察、一審で有罪にした裁判所の判決は論外。ニッポンの司法屋の岡っ引き根性は呆れるばかりである。ソフト開発をビビらせてしまった。

これが米国なら、検察が告訴などせず(たかだか司法取引により)、業界が率先して、ウイニー開発者と彼の仲間に依頼して、セキュリティ機能を備えたコピー違反防止用の仕組みを考案させ、業界標準への道も開けたかも知れない。新たなグローバル商品が生まれ、ネット利用の喚起材料にもなった可能性もある(ユーザには多少面倒な方式となろうが)。抜け道を造るヤツラも当然でてきて、終わるとも知れぬ闘いが始まるが、これはしょーがない。有罪にしたところでコピー+高速伝送機能は時代の要請であり、セキュリティ機能の劣るアングラ商品が出回り、重要な個人情報が市場に垂れ流される事故は頻発する。

検察の能力の差が、開発力の差になる。技術立国を目指すには検察も岡っ引き根性を捨てなければならない。司法の能力=検察官、裁判官の見識~先見の明の有無が、つまり、国力の差になる。 著作権団体も検察の味方をしているようじゃ救えない。自ら墓穴を掘っている。

Winny開発者は一審の有罪判決後、上告し検察と争ったが、一審判決を受け入れて罰金150マン円を払って、仲間や弟子と共に中国や米国に脱出して開発ベンチャーを起こすこともありえたろう。一審判決を見て、開発を自主規制した個人や会社がたくさんいたはずだ。

開発者はどんな人間なんだろう?と思っていたが昨日、判決後のコメントを述べているのをTVのニュースで見た。記憶によれば「これが(違反)幇助ではプログラムの開発など不可能になる、。。有罪より無罪の方がいいので喜んでいる。。」と言った。開発者は己の無罪を喜んでいるのではない。技術開発を阻害する過剰取り締まりを排除しユーザ利便性向上する道を残した判決を喜んでいることはアキラかである。


検察は上告するつもりだろう。 内部にはだれか、これを諫める醒めた人はいないのか。
これは司法だけの問題ではない。





関連記事
iTmedia ニュース
Winny開発者無罪は「意外であり疑問」とACCS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/08/news080.html
ACCSは、Winny開発者の無罪判決について、「意外であり疑問」とするコメントを発表した。
2009年10月08日 16時35分
 P2Pファイル共有ソフト「Winny」の開発者が、大阪高裁の控訴審で逆転無罪判決を受けたことについて、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は10月8日、「意外であり疑問」とするコメントを発表した。

 ACCSは、「判決は意外であり疑問を生じますが、詳細な判決内容の確認・検討をしたいと考えます」とコメント。さらに、「今回の判決にかかわらず、被告には社会的・道義的な責任が生じているものと考えます」としている。

 ACCSは一審・京都地裁の有罪判決について、「非常に説得的であり、妥当な結果」とコメントしていた。

 ACCSは従来から、「P2Pはネットの重要な技術の1つ」という立場だが、P2Pファイル共有ソフトについては、「著作権への配慮がないままだと、著作権侵害行為がまん延する」と主張。今後もWinnyなどを通じた著作権侵害行為の対策を続けていくとしている。

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コメント 2

安 淳徳

はじめまして。
記事と関係ないコメントで失礼いたします。

現在私が抱えていることですが、

ドラマや映画に出てくるような事が現実で起きてます。
あってはならないことが当たり前に起きてます。

裁判所で偽裁判官が法を悪用し判決をし、
警察を偽警官が自由に出入りし、
役所で偽公文書を発行し、
金融機関、教育機関、医療機関、郵政、通信機関、町会などなど、
一部の官・民がグルになって、
あらゆるところで組織的にあらゆる不正・悪行を行ってます。

これらは、あらゆるところに入り込んでいる組織員達の連帯と
電話の伝送、
成り済まし、替え玉などなどの手口によって公にならない、
気付かれても、ごまかし、もみ消されているので、
暴きだすので不可能な状況です。

長々申し訳ございませんが、
詳細な事は、
http://blogs.yahoo.co.jp/ansund59をご覧ください。
よろしくお願いいたします。

どうか知恵と力を貸してください。
by 安 淳徳 (2009-10-21 17:50) 

タツ

一望監視施設(panopticon)を検索してみてください。

by タツ (2009-10-21 19:35) 

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