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WHOはIAEAから独立せよ   IAEAとは別の国際原子力規制機関の設立を [東日本大震災]

WHOを縛り付けるIAEAとの合意
http://doujibar.ganriki.net/fukushima/how_nuclear_apologists_mislead_the%20world_over_radiation.html
(ガーディアン記事和訳)

(以下上記ブログからの、一部引用である)
 これは2011年4月11日付の英国紙ガーディアンに掲載された記事の和訳です。記事作者のヘレン・カルディコット医学博士はオーストラリア生まれで、放射線による健康障害への警告を国際的な規模で38年間にわたって続けている人です。
ホームページはこちら。 
http://www.helencaldicott.com/

 この記事はジャーナリストのジョージ・モンビオット氏がガーディアン紙に寄せた文章に対する反撃となっていますが、話の後半で非常に興味深い事実が語られています。それはWHO(世界保健機構)とIAEA(国際原子力機関)との関係で、WHOがどうしてIAEAにとって都合の悪い調査や研究ができないのかという理由です。IAEAが実質的に世界の原子力関連企業の利害を代表する組織として動いていることは、もう周知の事実となっているでしょうが、世界の健康と医療の状況を把握し監視する役目を帯びているはずのWHOもまた、原子力関連企業に縛り付けられているわけです。
 これに関しては下記の「ざまあみやがれい!」様の記事をぜひご覧ください。
    
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65740041.html
    IAEAとWHOが談合して、チェルノブイリ被害を隠蔽している根拠【動画】
 このページから次の動画サイトにリンクします。
    
http://www.universalsubtitles.org/en/videos/zzyKyq4iiV3r/
    Chernobyl: A Million Casualities
 こちらに動画に付けられた日本語字幕も紹介されていますが、この動画をご紹介の「ざまあみやがれい」様のページでは画像といっしょにその一つ一つが紹介されています。
 IAEAの実態については、この「フクシマからの警告」に収められている「チェルノブイリの失敗が何も学ばれていない(スペイン紙記事からの翻訳)」もご参照ください。

 今から日本でも、今まで以上に組織的で膨大・悪質な実態隠しが行われる可能性が高いでしょう。福島の15歳未満の子供と妊婦に公費で配られた線量系「ガラスバッジ」は本人が数値を確認できないのですが、いったい誰がそれを集めどこでどのようにデータ化するのでしょうか。そこから何がしかの情報が公表されるのでしょうが、いままで十分に明らかになっている虚報の恒常化の中で、それらをどのように評価できるのでしょうか。全てが不透明です。
 また、このガーディアン記事で紹介されているジョージ・モンビオットのような論客による、被爆に警鐘を鳴らす人々に対する脅迫的な非難と妨害が、今からさらにそして急激に多くなっていくでしょう。彼らのような存在こそ最も気をつけなければならないものです。彼らは原子力安全神話の憲兵たちなのです。そこには著名なジャーナリストや有力なマスコミ、有名大学教授などが大勢参入することでしょう。それが誰なのか、私たちはその一人ひとりに注意を向ける必要があります。
 そしてまた、過去の不正に気づいた意識ある人々による測定と記録の努力、それをまとめて分かりやすくデータ化して公表する良心ある科学者やメディア、それを現実の行政につなげる努力を惜しまない国を愛する政治家や行政官の働き、そして何よりも、事実を求め自ら考えて行動しようとする大勢の一般国民によって、彼らの悪影響を最小にすることができるでしょうし、またそうしなければなりません。

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次のブログに、WHO~IAEAの、疑惑の合意の和訳がある。
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-6578

以下、関連記事
WHO agreement with IAEA
http://www.llrc.org/health/subtopic/iaeawhoagreement.htm

WHOは独立せよ! For the independence of WHO
http://www.independentwho.info/ONU_EN.php#Aiea

O. ティッケル: 有毒な関係――WHOとIAEA
Oliver Tickell, "Toxic Link: the WHO and the IAEA" guardian.co.uk, Thursday 28 May 2009
Translated by @mowmomio
50年を迎えたIAEAとの協定は、事実上、放射性物質の健康上のリスクをめぐる真実を語る自由をWHOから奪った
http://transnote.g.hatena.ne.jp/ecua/20110512/p1


保安院を経産省から独立させるのと同様に、国際的な原子力規制機関をIAEAから独立させるべきである/川崎哲
http://2011shinsai.info/node/651


1959年のWHO-IAEA協定文書の翻訳
1959年のWHO-IAEA協定文書を真下氏が中心となって、日本語に翻訳していただきましたので、掲載いたします。
国際原子力機関(IAEA)と世界保健機関(WHO)の間の協定
http://www.crms-jpn.com/art/112.html

WHO:放射線健康被害の専門部局を廃止/毎日新聞
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/af4632b0354fbe5a07c7e47a9f4cac56
【ジュネーブ伊藤智永】世界保健機関(WHO)の放射線による健康被害調査部門が廃止された後に起きた、東京電力福島第1原発事故。放射線による 健康被害は、86年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故と同程度か、それ以下か、それ以上か--。政府や多くの専門家が「今のところ心配ない」と言っても、 人々の不安は解消されない。こうした不信感が生まれる土壌には、核の健康被害に関する国際的な調査・研究体制が整備されてこなかった現実がある。


「原発被害に沈黙するWHO:IAEAの同意なしに発言できず」ル・モンド紙(3月19日)
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/whoiaea319-5f9b.html
日本で原発事故が起きて以来、世界保健機構(WHO)は驚くほど沈黙を守っている。まるで、日本政府と国際原子力機関(IAEA)からの情報を繰り返すだけで満足しているかのようだ。これは、WHOが1959年以来、IAEAからの合意がなければ原子力に関する健康問題に着手しないという協定を結んでいることに起因する。


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