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格納容器に穴。  メルトダウン発生か。   福島第一原発1号機 [東日本大震災]

1号機の作業計画、見直し迫られる~東電
< 2011年5月12日 16:43 >
http://news24.jp/articles/2011/05/12/07182599.html  
福島第一原子力発電所1号機で、原子炉圧力容器の水がほとんどたまっていないことが新たにわかった。外側の格納容器からも水が漏れている可能性があるということで、「東京電力」は、冷温安定化に向けた作業の見直しが迫られるとしている。

 1号機では、これまで圧力容器に注水して燃料棒を冷やすと同時に、外側の格納容器にも水をためることで冷温安定化を図る作業を進めていた。ところが、原子炉建屋内に作業員が入って圧力容器内の水位を正しく測り直したところ、想定以上に水位が下回り、ほとんど水がない状態であることがわかった。東京電力は、高温となった燃料棒が溶けて圧力容器の底に穴を開け、格納容器の下部にも落ちている可能性があるとしている。一方で、注水を続けたことで圧力容器の温度は安定しているため、今後も注水量を増やすことで圧力容器が高温になることを防ぐことができるとしている。

 東京電力は、これまでに150トンの注水を続けているが、格納容器の下部からも水が漏れている可能性があるため、今後の作業をどうするかについて計画の見直しを迫られているという。




核燃料の大半溶け圧力容器に穴 1号機、冷却に影響も
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105120174.html
2011年5月12日13時46分
東京電力は12日、東日本大震災で爆発事故を起こした福島第一原発1号機の核燃料が溶けて原子炉圧力容器の底にたまって穴が開き、水が漏れていることを明らかにした。燃料を冷やすために入れている水が圧力容器の1割以下しかたまっていなかった。溶けた燃料が格納容器に漏れ出ている可能性も否定できないとしており、今後の原子炉の冷却作業は大幅に遅れる見通しだ。

 東電はこれまで、1号機の原子炉の核燃料の損傷度を55%とし、燃料を覆う被覆管が損傷して燃料の一部が溶けているが、燃料集合体としての形は維持していると説明していた。燃料が溶けて本来の形を維持していない状態と認めたのは初めて。

 1号機では現在、原子炉を冷やすため、燃料の上部まで格納容器を冠水させる作業をしている。格納容器の水を外付けの冷却装置につないで循環させて冷やす予定だが、溶けた燃料が格納容器に漏れ出ているなら、超高濃度に汚染された水を循環させることになり、漏れがあれば汚染が広がる危険がある。

 東電は今回、圧力容器の水位計を修理して、改めて測定したところ、値が出なかった。測定限界である原子炉底部から約4メートルの位置より下に水位があり、燃料が通常ある場所より下にあることを意味する。

 圧力容器は高さ20メートルで容積360立方メートル。現在は毎時8トンのペースで、これまで1万立方メートル以上注水したが、容器の1割程度以下しかたまっていない計算だ。

 東電によると、溶けた燃料が圧力容器の底に落下、その熱で制御棒を動かす棒を入れる管の溶接部などに亀裂が入り、圧力容器の底から大量の水が漏れている可能性があり、3千トンの水が行方不明になっている。

 東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「実際には燃料は形状を保っておらず、大半が溶けて底にたまっているとみられる。底にわずかにたまった水で燃料が冷やされていると考えられる」と説明。また、「核燃料が圧力容器の外に漏れているとは考えていないが、可能性は否定できない」とも話した。

 燃料が溶け、格納容器の損傷の可能性も高いことから、東電では、注水量の変更など作業の見直しをすることにしている。

 また、経済産業省原子力安全・保安院も、燃料が溶けて圧力容器の底にたまる「メルトダウン」が1号機で起きた可能性が否定できないとしている

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