SSブログ

カナダ、公的書類「性別中立」に    父・母は「親」に統一 [history]

カナダ国旗(2017年11月29日撮影、資料写真)。<img src=img_62c3728c262a1167a0c5bfb15ac962c0877410.jpg

AFP=時事、3/22配信。全文引用する。これを発表した報道官、さぞかし、誇りを感じたろう。日本で、政府の官房長官が、「父母(表記)は親に統一」と発表する時代が来るのだろうか?

この決定のきっかけは、記事にあるように。。

「フィリオン報道官によると、東部ノバスコシア(Nova Scotia)州の同性カップルが役所で子どもの社会保険番号を申請した際にどちらが母親でどちらが父親かと聞かれ、不服を申し立てたことが指針策定の契機になったという。」

不服を申し立てたこの同性カップルに幸いあれ! それを受け入れて直ちに指針を変更したカナダ政府、国民に栄えあれ。

私は感動した。

** 以下ニュース引用。

【AFP=時事】カナダ政府は21日、公共サービスの文書や記入用紙に「母」「父」という用語を使うのをやめ、今後は性別に区別のない「親」を使用するとの指針を明らかにした。

 指針によると、公務員が市民の名前を扱う際にはフルネームを使用し、「ミスター」「ミセス」「ミス」を使う時には当人の希望を事前に確認することが求められるという。

 ジャンイブ・デュクロ(Jean-Yves Duclos)家庭・子供・社会開発相のマチュー・フィリオン(Mathieu Filion)報道官はAFPに対し、カナダ政府が今後、全ての文書を「性別中立に」する意向だと述べた。

 この方針はジェンダー(文化・社会的性差)や社会における平等拡大を推進する政府の姿勢とも一致している。カナダではジェンダーの平等を目指す動きとして、国歌の歌詞が「汝の息子すべて」から「われわれすべて」に変更された。

 またジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は以前、市民集会で「mankind(人類)」という言葉を使わずに「peoplekind」と言うべきだと語ったこともある。

 フィリオン報道官によると、東部ノバスコシア(Nova Scotia)州の同性カップルが役所で子どもの社会保険番号を申請した際にどちらが母親でどちらが父親かと聞かれ、不服を申し立てたことが指針策定の契機になったという。

 同報道官は「これからは、私たちは親の氏名を尋ねるだけになる」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News

                        *

軍事力だの、GDPだの、金メダルの獲得数だの、ノーベル賞獲得数だの、を誇るのじゃなく、ニッポンは世界最先端をゆく「人権国」と言われてみたいもんだな。


nice!(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。