安倍アッキード事件はやっと解明の緒についた [Tragedy]
<森友文書>書き換え前、複数の政治家の名 複数職員が関与
学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書が書き換えられていたとされる疑惑で、書き換えに財務省や近畿財務局の複数の職員が関与していたことが11日、財務省の調査で明らかになった。書き換え前の文書に複数の政治家の名前があることも判明。財務省は12日、国会に対し調査内容を報告する。
財務省は、今月2日に朝日新聞が書き換え疑惑を報道して以降、国有財産管理を担当する理財局や、売却を担当した近畿財務局の職員ら20人以上に聞き取り調査した。その結果、複数の職員が書き換えに関わっていたことが判明した。
決裁文書の書き換え疑惑を巡っては、森友学園への国有地売却問題が発覚した昨年2月に理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官が9日、「国会審議に混乱を招いた」などとして辞職。麻生太郎財務相は「国有財産行政への信頼を損なった」として、佐川氏を減給の懲戒処分とした。佐川氏は当時、売却の経緯を説明する責任者だったため、書き換えを指示した可能性が高い。麻生財務相は、調査結果や大阪地検の捜査結果を見極めた上で、佐川氏にさらに重い懲戒処分を行う意向を示している。政府関係者によると、書き換え前の文書には、複数の政治家の名前が書き込まれているという。
一方、検察当局は書き換え前のものとみられる財務省の決裁文書を保管しており、写しを同省に提供した。国会議員に出された文書にはない「本件の特殊性」などの文言が記されている。
財務省は国会に、決裁文書書き換えや複数の職員の関与などを報告する。省庁の決裁後の公文書がミス以外で書き換えられたとすれば異例。事実関係などがどこまで明らかになるか注目される。
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書き換え数十カ所 昭恵氏の名削除…問題発覚後
毎日新聞