SSブログ

日本崩落 [Tragedy]

日産、全車両の出荷停止 国内向け、公表後も無資格検査
 日産自動車は19日、国の規定に反した新車の無資格検査を9月29日の問題公表後も続けていたとして、国内に6つある全ての完成車工場での出荷停止を決めた
http://www.sankei.com/economy/news/171019/ecn1710190040-n1.html
完成車検査は最初の<車検>である。無資格者による車検は不正行為。社会の常識である。日産工場内に常識はなかった。

神鋼不正の手口判明 データ手書き後、PC入力時に改竄
 製品の品質管理体制を定めた国際規格「ISO9001」を満たしていない疑いがあるとして、認証機関が不正の発覚した神戸製鋼本体を含む国内7社・10拠点に立ち入り調査を検討していることも分かった。http://www.sankei.com/economy/news/171020/ecn1710200007-n1.html

神戸製鋼の製品、欧州航空安全当局が使用停止を勧告-株価は反落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-18/OXZT616TTDS101

神戸製鋼、米司法省が調査 悪質と判断されれば捜査も http://www.asahi.com/articles/ASKBK4W0RKBKULFA00N.html
2017年10月17日22時49分

つい最近では日立車両が英国に納入した高速鉄道の開通式で、あろうことか、天井や座席から水漏れ発生という不祥事。
http://toyokeizai.net/articles/-/193477
http://www.asahi.com/articles/ASKBK265TKBKUHBI005.html

東芝 不正会計の衝撃 ~問われる日本の企業風土~
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3693/1.html
 問われる日本の企業風土、として報道したのはNHKクローズアップ現代だが、NHKも過労死した職員に関する事実を何年間も報道せず、隠していたというのだ。

NHKの31歳女性記者が過労死 残業、月159時間 
 日本放送協会(NHK)の記者だった女性(当時31)が2013年7月に心不全で死亡したのは過重労働が原因だったとして、14年に渋谷労働基準監督署(東京)が労災を認定していたことが分かった。NHKが4日、発表した。ピーク時の時間外労働は月150時間を超えていた。…。。。

自動車部品製造、タカタの破産、モリ加計問題、原発崩壊放射能拡散、日本の巨額財政赤字など埋もれてしまいそうな勢いである。


日本の借金時計 http://借金時計.net/



日産、神鋼の問題はまさに風土、というべきもの(職員の誰もが日常茶飯事として、不正を不正とも思わずにやっていたのだろう)で数十年のあいだ継続していたはずである。、

安倍晋三など、正直者である。いまだに、権力者による利益誘導のどこが悪いの?と心から信じ込んでいるのだ。



数日前、朝方毎日聴いているTBSラジオ、森本毅郎のニュース番組。上記の日立車両の一件が報じられた。おもわず、試運転やったのかあ~?!!とどなってしもうた私。

神戸製鋼が過去数十年に製品を納入した機械製造メーカや建築会社、数千社に及ぶという。。。もちろん、自動車会社各社、や電力会社(原発部品)も含まれる。関電原発で約十年前に発生したパイプ破裂により作業員が数人死亡したが、あのパイプは神鋼が納入したのでは無いか、ととっさに疑ってしまった。


東京五輪施設の建設、だいじょうぶ?




公序良俗の崩壊。。情報隠しと偽造、それを許す政治機構と係わる人間ども、報道を含む社会、すなわち我々、が諸悪の根源。

d1cca97c43b585e5ee81a4f983f21909 s.jpg

安倍政権が2016年4月5日、衆院TPP特別委員会に提出した日米交渉記録。こういうフザケタ資料を提出して

恥じぬ政府、怒らぬ国会議員、ジャーナリスト、そして、これを認める国民。 ニッポン崩落は当然たどるべき道。







崩落していく日本。人生の末期を生きるわたくし。夕べは天井をみつめ、しばし眠れなかった。ジョン・ダンの瞑想詩の一節が頭をよぎった。問うなかれ、誰が為に弔鐘の鳴るやと。そは汝が為なれば。


For Whom the Bell Tolls

No man is an island, entire of itself;
every man is a piece of the continent,
a part of the main.
If a clod be washed away by the sea,
Europe is the less,
as well as if a promontorywere,
as well as if a manor of thy friend's or of thine own were:
any man's death diminishes me,
because I am involved in mankind,
and therefore never send to know
for whom the bells tolls;
it tolls for thee.

John Donne
Devotions upon Emergent Occasions, no. 17  (Meditation)
1624 (published)



「誰がために鐘は鳴る」

なんびとも一島嶼にてはあらず。 
なんびともみずからにして全きはなし。 
人はみな大陸の一塊。本土のひとひら。 
そのひとひらの土塊を、波のきたりて洗い行けば、 
洗われしだけ欧州の土の失せるはさながらに岬の失せるなり。 
汝が友や汝みずからの荘園の失せるなり。 
なんびとのみまかりゆくもこれに似て、みずからを殺ぐにひとし。 
そは、われもまた人類の一部なれば、 
ゆえに問うなかれ、誰がために鐘は鳴るやと。 
そは汝がために鳴るなれば。 
(大久保康雄訳)

nice!(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。