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NHKスペシャル『メルトダウン File.5 知られざる大量放出』 [diary]

笑止千万の番組であった。

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エネチケスペシャル『メルトダウン File.5 知られざる大量放出』
正確には
『知らせたくなかった大量放出』

http://www.dailymotion.com/video/x2d1k6g_nhkspecial-meltdownshirarezarutairyouhousyutsu_news


1 いまごろになって2011年3・15から一週間の間に、フクイチから膨大な放射能放出・漏洩があった、と知ったところでこれがなんになるのか。許されないのは番組で政府事故調・柳田邦男が311から4日間の漏洩(メルトダウン&爆発の期間)にしか注目(以降は想定外)しなかった、と言っていることである。東電の<想定外>を笑うことができるか?東電の手玉に取られた政府事故調&エンチケ。


2 NHK(ETV取材班)は独自に2011年、3/15から福島県北部の線量調査に出かけ、すでに3月中に猛烈な汚染を計測していた。にもかかわらず、4月の放送予定がNHK上層部の干渉により延期され、5月になってやっとこの事実を放映、住民の大量被曝を招いてしまった。高度汚染を知った時点(3月中旬)でニュースとして速報すべきであったのである、住民の安全を守りたいならば。NHKの性格をこれほど如実に示した事実もあるまい。おまけに、5月に放映したこのETVの糞番組が、あろうことか、2011年ドキュメンタリ部門の各賞を総なめにした、というのだから。。日本のメディアとはこの程度の認識なのだ。


3 そも、官邸が隠したSPEEDI情報とはなんなのか、を再度問うべきである。誰のためにSPEEDIはあったのか、あるのか。日本放送協会、の存在理由はなんなのだ。問題なのは、フクイチからの放出、ではなく、放射物質の<着弾>すなわち、現在及びこれ以降に長く残る汚染による住民への影響である。There & Thenではなく、Here & Nowなのよ。NHKは支局を総動員して、日本全国とりわけ東日本北日本、市町村、とりわけ集客スポット、小学校保育園単位の詳細汚染地図をHPに掲げ、ローカル局では毎月のように情報を視聴者に知らせるべきではないか?政府とは独立に、疎開・避難&検診を住民に督励すべきではないか。(数少ない)検診に応じる医師・医療機関を紹介すべきではないか。ウクライナ(チェルノブイリ)には嬉々として被曝者調査にでかけ、調査結果を公表して業績とする、ゴロツキ専門家+ゴロツキメディア(エンチケも含まれる)が、福島住民被曝の現実、にはダンマリを決め込む、という事実を報道したらドカネ?


4 再放送するときは、広瀬隆と小出裕章の音声解説、ヨロチクね。再々放映の際にはバランスを取って推進派の失敗学者(政府事故調委員長)畑村洋太郎+田中俊一+山下俊一。


NHKの犯罪
http://furuido.blog.so-net.ne.jp/2012-07-10


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