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石の上にも三年。 密約の上にも三十年。 [Joke]

毎日新聞4月4日日曜版
質問なるほドリ:なぜ非核三原則の見直し論が出ているの?
http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20100404ddm003070066000c.html

 ◆なぜ非核三原則の見直し論が出ているの?
 ◇「持ち込ませず」実体なく 密約検証で判明、「法制化」議論も

なるほドリ  最近、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」の「非核三原則」を見直す議論があるようだけど、なぜ?

 記者  岡田克也外相の指示で日米外交「密約」の検証が進められた結果、日本政府が米国の核搭載艦船の寄港・通過を黙認し、「持ち込ませず」が形骸化(けいがいか)していた実態が明らかになったためです。

 Q そもそも非核三原則はどうして作られたの?

 A 1960年の日米安保条約改定前後の内外情勢を考える必要があります。核戦争の恐怖と隣り合わせだった東西冷戦のさなかで、日本は米国の意向を無視できない立場でした。同時に唯一の被爆国として核アレルギーを持ちながら、米国の核の傘に依存するジレンマも抱えていました。そうした中、67年に佐藤栄作首相(当時)が「非核三原則」を打ち出し、68年にはこれに▽核軍縮▽米国の核抑止力への依存▽核エネルギーの平和利用--を加えた「核政策の4本柱」を表明し、歴代内閣が継承するようになりました。

 Q でも、佐藤首相は後に「持ち込ませず」は「誤りだった」と語っていたそうだね。

 A 「米国の行動を制限することになる」と考えたようです。「持たず、作らず」は原子力基本法などで厳しく限定されていますが、「持ち込ませず」を担保する法律、条約はありません。歴代首相らは国会で「米国から事前協議の申し入れがない以上、持ち込みはない」との答弁を続けてきました。

 Q 政府はうそをついたの?

 A 歴代外務省幹部は日米間の「暗黙の合意」について、89年の海部俊樹内閣まで歴代首相らに説明をしてきました。中曽根康弘元首相は「大局的見地で政治の知恵」と振り返っています。91年以降は、米国が政策変更して艦船に戦術核を搭載しなくなったため、密約が現実に問題化する可能性は低くなりました。しかし、密約の存在が明らかになった以上、「非核三原則」を見直して「非核2・5原則」を検討すべきだとの声が、外務省OBらからも聞かれます。

 Q 「持ち込ませず」を緩和するという議論だね。

 A ええ。陸上配備は認めないが、寄港・通過は認めるということです。鳩山由紀夫内閣は非核三原則の堅持を表明していますが、岡田外相は有事に例外を設けるべきかどうか議論を提起しています。非核三原則の法制化を含めて、国民の議論を深める必要がありますね。(政治部)

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臥薪嘗胆、とはこのことか?

密約あったんだろ? ない。
あったろが!?  ない、ない。
うそつけ!密約文書が残ってるだろ?! ない、ない、ない。

。。。と、嘘をつき続けて30年。


密約の存在が明らかになった以上、「非核三原則」 を見直して非核2・5原則を検討すべきだとの声が、外務省OBらからも聞かれます。


密約文書を外務省がこっそりと廃棄処分にした疑いが濃厚だが、このぶんでは 「外交密約文書の廃棄が明らかになった以上、外交文書保管原則もみなおせ!」ということになるんやろね。

まことに、オメデたい。


西山太吉記者は毎日新聞職員であった。毎日新聞ならもすこしオトナ向けの、芸の細かいニュース解説ができないものか?

 

映画『密約-外務省機密漏洩事件』
製作年: 1978年
製作国: 日本
日本公開: 2010年4月10日
(銀座シネパトス ほか)
上映時間: 1時間40分
チェック:1972年の沖縄返還に伴い、日本とアメリカの政府間で極秘に交わされた密約をスクープした外務省機密漏洩事件を映像化した社会派ドラマ。1978年にテレビドラマとして放送され、その10年後には劇場公開された。ドキュメンタリー作家、澤地久枝の原作を基に、新聞記者、外務省の女性事務官、そして原作者の3者の視点で描かれる。国民の知る権利、ジャーナリズムのあり方、さらには権力の横行など、今でも話題となるさまざまな問題について考えさせられる。

ストーリー:1971年2月、沖縄返還の取材のために外務省へと送り込まれた新聞記者の石山(北村和夫)は、日本とアメリカが結んだ費用負担の密約をかぎ付ける。しかし、石山と情報を提供した外務省事務官の絹子(吉行和子)が国家公務員法違反で裁かれることとなり、事件に興味を持った作家の澤井久代(大空眞弓)は、関係者への取材を行なうが……。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008635

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=6h_ByyqEw2k


ジャーナリスト澤地久枝が、沖縄返還の「密約」にこだわる理由
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFE201003300018/index.html
今年80歳になるノンフィクション作家の澤地は、「『密約』は私の2冊目の本なのですが、戦争で負けたことのツケがどう回るのか、本当に罪に問われるべきは誰なのか、主権者に考えてほしいという思いで書き上げました。国家機密がまんまと男女の関係にすり替えられたのです。今後の歴史のためにも政治責任を裁く法律が必要だと思います。主権者に知る権利ではなく、政府に知らせる義務があるのです」と強調する。また、「昨年、我々は政権交代を達成しました。民主党がヨロヨロしているとしても、岡田(克也)外務大臣が表明した本事件に対する真相解明の姿勢を、きちんと見守らないといけない。弱体な政府は、弱体した主権者のもとにあるんです。私たちが強くなる以外に道は開かれていかないと思います」と語りかけた。

そして、澤地は「私はいまだ何10年も怒り続けています。沖縄返還、つまりは第2次世界大戦の財務整理がどういう形で終始したかを私たちが追求できる唯一の争点が、日本政府が肩代わりした400万ドルの『密約』なんです。自分でも執念深いなと思いますが、私はこの『密約』にこだわり続けます」と涙目で訴えていた。


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