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政府高官=漆間巌(うるま・いわお)内閣官房副長官 [Politics]

3月6日朝日新聞朝刊
 政府高官は5日、西松建設の違法献金事件について、首相官邸で記者団に「自民党側は立件できないと思う。特に(違法性の)認識の問題で出来ないだろう」と述べ、自民党議員に捜査は拡大しないとの認識を示した。民主党は小沢代表の秘書逮捕を「不公正な国家権力の行使だ」と批判しており、波紋を広げる可能性もある。高官は同夜、「(議員側に)西松建設から献金を受けた認識があるという傍証がない限り(立件は)難しいという意味だった」と釈明した。


このニュースは昨日、NHKからも垂れ流された。いったい<政府高官>とは何だよ?と誰しも思ったはずである。昨晩のTBSラジオ(アクセス、バトルトーク、午後10時~)に登場した佐藤優が、鈴木宗男がブログ=ムネオ日記で明かしている、というので早速検索:

ムネオ日記 3/6から: http://www.muneo.gr.jp/html/page001.html

これは漆間巌内閣官房副長官の発言であると、複数の記者さんが私に言ってきたが、この漆間発言は検察が嫌がることで、藪(やぶ)をつついて蛇を出す様な話である。

 河村建夫官房長官も2日前の記者会見で、西松建設側からパーティー券の購入、献金を受けていた二階派、山口俊一首相補佐官について「どちらも問題ないということだった」と語っていたが、これも同じことである。  こういうことを官邸が言うから、「国策捜査か」と言われるのである。何とも基礎体力のない対応、発言ではないか。



関連記事:
内閣官房副長官・漆間巌の正体と役割を読み解く
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090307/1236357683

うるま・いわお
http://www.kantei.go.jp/jp/asodaijin/080924/21uruma.html


民主、漆間副長官追及へ 「自民に波及せず」発言で
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030701000210.html
 民主党は7日、西松建設の巨額献金事件に関し「自民党議員に波及する可能性はないと思う」と述べた政府高官は元警察庁長官の漆間巌官房副長官だとみて、9日に行われる参院予算委員会に政府参考人として出席を求め、鈴木寛参院議員らの質疑で事実関係をただす方針を固めた。
 鳩山由紀夫幹事長は6日の記者会見で、政府高官発言について「検察から内閣に何らかのメッセージが(事前に)送られていたのではと疑わざるを得ない」と指摘。簗瀬進参院国対委員長も会見で「政府による『逆指揮権発動』だ。政府高官の立場でこのような発言をすることは『自民党の方はやるなよ』とのサインとも受け取れる」と反発していた。




内閣官房に「権力の暗部」抱える麻生政権―警察庁出身副長官・漆間巌の存在理由http://www.news.janjan.jp/column/0902/0902026684/1.php
麻生内閣の看板の公務員制度改革が人事院の抵抗で難航し、事務官房副長官の漆間巌が機能していないためだと指摘されている。だが、麻生首相が漆間に期待するのは政府全体の調整役ではなく、元警察庁長官として刑事と公安の両情報を収集し、警察権力を政治運営に利用することだとみられる。今後、漆間のこうした動きに注目すべきだ。



やっぱり国策捜査? 漆間巌官房副長官が捜査情報を暴露
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/03/post_223.html

 警察官僚出身の官房副長官として知られている漆間巌氏が、捜査情報を記者に語るという大失態を犯したことが波紋を呼んでいる。

 5日に行われた記者との懇談で小沢代表の秘書逮捕に言及した漆間氏は、東京地検特捜部の捜査が自民党にまで拡大することはないとの見通しを示した。その根拠として、小沢氏の秘書は西松建設に請求書を発行していたことを挙げた。

 だが、よく考えるとこれは奇妙な発言だ。疑惑をかけられている自民党議員はたくさんいるが、なぜ、請求書を発行していたのは小沢氏側だけだとわかるのか。また、そこから自民党にまで捜査が及ばないとの認識になる根拠はどこにあるのか。これでは官邸が捜査情報を握っていると思われてもしょうがない発言である。




麻生太郎と漆間 巌の起死回生の秘策ってこれだったんだ!?
http://blogs.yahoo.co.jp/posutoman21/47289082.html

麻生太郎にとって元警察庁長官の漆間 巌に、調整能力など鼻から期待して官房副長官に抜擢したわけではなかったようだ。 2月4日のJANJANの記事に、「内閣官房に「権力の暗部」抱える麻生政権―警察庁出身副長官・漆間巌の存在理由」として以下のことが書かれていたので一部引用する。 http://www.news.janjan.jp/column/0902/0902026684/1.php

◆麻生の期待は情報と権力に
「調整能力なき事務副長官」漆間に麻生が期待しているものは何だろうか? 一つは情報であり、もう一つは警察を動かせるという権力である。日本の警察は全国に網の目のようにはりめぐらした情報機関である。刑事警察は暴力団を、公安警察は左翼・右翼集団と政党全般を、そして外事警察は朝鮮・韓国人団体や外国人を監視している。防衛省(自衛隊の情報部門)や検察庁(傘下に公安調査庁を持つ)などとうてい及ばない、最強の情報機関なのである。

 警察は当然、さまざまな事件を捜査する権力機関でもある。選挙違反など政治がらみの事件の捜査も含まれている。警察は公安部門と刑事部門の「二本立て」で相互に反目・対立しあっている。しかし漆間はその双方を渡り歩き、「両刀遣い」として知られる。

◆起死回生の秘策を練っている?

(以下略)





佐藤優が言っているようにあまりにレベルが低いハナシである。オフレコ情報はすぐに小澤に流れたはずだ、昨日TVで見た小澤の表情が急に穏やかになったのもこれが原因なのか。
なんだかツマンナぃ。

ひとつ言えることがある。民主党くらいの公的組織ならばいまどき法務&監査部門くらいは内部に抱えているはずである。事実関係を常日頃内部で調査、監査し、疑わしい行為は事前に、内部でチェック、撲滅しておけ、ということだ。こういうだらしない組織に政権をわたしていいのか、と、党員や支持者、国民は問い質してよい。この程度の攪乱にオタオタしていて、政務を担当できるわけがない。



追記:
毎日新聞3月7日
違法献金:「自民立件せず」…高官が発言を否定http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090307k0000m010117000c.html?link_id=RSH04
 政府高官は6日、西松建設の献金事件に関する自らの発言が、自民党関係者の立件には踏み込まない見通しを示したと報道されたことについて「『自民党側に捜査が及ぶことはない』とは言っていない」と否定した。そのうえで「一般論として、(自民党関係者については)違法性の認識の立証が難しいと話しただけだ」と述べた。【仙石恭】

黙っておけばいいものを。
一般論として、高官はKYである。
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コメント 2

ナンバ

選挙前に野党に言いがかりをつけて治安機関を使って弾圧する手法は発展途上国の政府ならどこでもやっています。政府高官発言がその証明です。つまり西松事件は日本の政治がトルコ、ロシアやその他の発展途上国並みのレベルにすぎないことを暴露しました。マスコミも上層部は総理番経験者で占められ、政府与党と深く癒着し、常に体制翼賛報道しかしません。結果として大手マスコミと政府自民党は結托して国民をミスリードしてきたのです。国民は大手マスコミや政府にこれ以上騙されてはいけません。小沢はクロでしょうが、自民党もマックロです。この一件で民主党の支持率を下げ、与党の支持率を上げて次期衆院戦を有利にしようという政府与党の陰謀に国民は騙されてはいけません。政権交代、政界再編で自民党を潰して、官僚機構を改革しなければ日本再生はあり得ないのです。そのための特攻兵器として民主党がまだ必要なのです。
by ナンバ (2009-03-08 11:35) 

長谷川 巖

 今回の小澤秘書逮捕は、民主党と小澤潰しである。これで喜んでいるのは麻生と政府、政府高官、官僚である、今回の逮捕は首相官邸と検察がつるんでいると思う検察の権力が強くなれば暗黒社会になり、国民だってターゲットにされ逮捕されると思う、官僚は政権交代を一番おそれている。
by 長谷川 巖 (2009-03-27 18:06) 

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