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聖火リレー@長野  何が起こったのか?   転載記事 [Politics]

以下、転載記事である (原著者による転載許可あり。すでにあちこちのブログで引用されている)。


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聖火リレー、行ってきました。
まず皆さんにお願い。
この日記を転載、リンクして頂いてかまいません。
            
聖火リレー、行ってきました。
まず皆さんにお願い。
この日記を転載、リンクして頂いてかまいません。


4/26日を振り返ります。

早朝、善光寺へ向かった。
Mちん、Tさん、F君、Yちゃんと5人で。

町には何台もの大型バスが乗り入れ、中国人が降りてくる。
僕らがそれぞれ旗を作り、プラカードを作り、前日からカラオケボックスで寝ていたのに対し、
彼らは中国大使館から支給された巨大な旗と、チャーターバスで堂々登場した。

善光寺参拝が終わり、街中へ。
とりあえず聖火リレー出発地点へ向かった。
ここで日本とは思えない景色を目にした。出発地点に、中国の旗を持った人は入場できるが、チベットの旗を持った人は入れない。
警察の言い分。
「危険だから」
じゃあ、何で中国人はいいんだ?
「......ご協力お願いします。」

は?
それやらせじゃん。
中国国旗しかない沿道って、警察が作ってるんじゃん。

その時の抗議の様子


この後TBSの取材が来た。
チベットサポーターの1人が、
「日中記者交換協定があるから映せないのか?」とアナウンサーに聞いた。
アナウンサーは「は?勝手に叫んでれば?」
と吐き捨てて消えた。

街中に行くとどこに行ってもFREETIBETと叫んでいる。
そこに中国人が押し寄せ、罵声を浴びせてくる。


交差点で中国人と僕らが入り乱れた。
突然Mちゃんが顔面を殴られた。
僕は殴った中国人のババアを捕まえて、目の前の警察に言った。
「こいつ殴ったぞ!!」
警察は何もしなかった。

ババアが俺の手を噛んだ。手から血が出た。
警察と目が合った。
警察は何もしなかった。

ババアが僕の顔面を殴ってきた。
周りのチベットーサポーターが、
「おい、警察、現行犯だろ、捕まえろよ!!!!」
と言ったのに、
警察は何もしなかった。

これが抗議活動中じゃなかったら、普通にブチ切れて乱闘になってる。
でも非暴力を貫く為、ひたすら耐えた。

Mちゃんが1日かけて一生懸命書いたプラカードを、
中国人が叩き落とした。
拾おうとするMちゃん。踏みつける中国人。
「おい、てめー何やってんだよ!」と制止に入った。
2mくらいの距離に警察がいたが、何もしなかった。


街中いたるところで抗議合戦。
救急車が来たり大騒ぎ。
僕らはひたすら抗議活動をした。
(動画あり)

雨が降ってきた。
それでも誰も抗議を辞めなかった。
中国人がかたまってる交差点を、
Tさんと旗を振りながら渡った。
沿道の中国人は蹴りを入れてくる。
とても沿道に入れず、車道を歩いていた。
警察が来て言った。
「早く沿道に入りなさい!!」
は?今入ったらボコられるじゃん。
なんで日本人の安全を守ってくれないの?
「じゃあ、あいつらに蹴りいれるの辞めさろ」
警察は「ご協力お願いします」と言った。


雨の中、聖火リレーのゴール地点へ向かった。
何故か中国人とチベットサポーターに分けられた。
警察は、「後で聖火の方に誘導するから。」と言った。
嘘だった。
ゴールの公園の外の何も無いスペースにチベットサポーターは閉じ込められた。
聖火なんか、どこにもなかった。
目の前には警察が何十人も取り囲んでいた。
こんな場所じゃ、声すら届かない。
数百人のチベットサポーターは、泣きながら警察に向かって叫ぶだけだった。
国境無き記者団もこちら側に来させられていた。
代表がマスコミのインタビューに答えていた。
(裏から撮影した動画あり)

聖火リレーがいつ終わったのかも分からないまま、
土砂降りの中僕らは叫び続けた。
この声を、伝えることすら出来ないのかと思ったら涙が溢れてきた。
MちゃんもF君も泣いていた。
こんなのってあんまりだ。
せめて伝えて欲しいだけなのに。
この叫びを聞いていたのは目の前に並んだ警察だけだった。



チベット人の代表が弾圧の現状を訴えた。
涙が止まらなかった。
内モンゴルの代表が弾圧の現状を訴えた。
涙がとまらなかった。

伝えたい。ただ伝えたいだけなのに、国家権力によって封殺された。
悔しい。悔しい。

日本は最低な国だ。
平和だ、人権だと騒ぐ割には、
中国の圧力に負けて平気でこういう事をする。

警察を使って。

帰りに携帯でニュースを見た。
「聖火リレーは無事終了。沿道は大歓迎ムード。」
「聖火リレーで日本人5人逮捕。中国人留学生に怪我。」

僕は愕然とした。
この国のマスコミは終わったと感じた。

あの怒号は、
僕らが受けた痛みは、
彼らの悲痛な叫びは、
どこに反映されたのだろう。


警察によって意図的に中国人のみの沿道を作り、
そこをマスコミは撮影し、
中国人の暴力を黙認して、日本人を逮捕する。
これが日本のやることか?
ここは本当に日本なのか?
中国の旗を持たないと歩けない沿道って何なんだ?

この国は最低な国です。
チベット人は泣きながらありがとうと言っていたけれど、
僕は彼らに謝りたかった。
初めて日本人であることを恥じた。

帰り道、僕らは泣いた。


これが真実です。
僕は日本政府は中国以下だと思った。
弾圧にNOを言えずに、言いなりになって彼らの叫びを封殺したこの国は、もう民主主義国家ではない。

4/26日長野。
そこには言論の自由はなかった。
歩行の自由すらなかった。
中国人を除いて。


#### 転載終わり




下記も参照:

【今日のブログ】長野での聖火リレー応援に駆けつけて@中国情報局

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0429&f=column_0429_002.shtml
一部引用:
 当地の住民や日中友好協会の職員を含め、多くの日本人が聖火リレーに声援を送っていたほか、商店街では店頭に花輪を飾り、応援の意を表明していた。福原愛選手と萩本欽一氏によるリレーの最中に妨害があったものの、中国人側を警備する日本の警察の態度は明らかにリラックスしたものであり、中国人と談笑する警察の姿も見られた。それに対して、チベット独立分子側の警察はずらりと列を作って厳重な警戒を行っていた。

  さて、聖火リレーが妨害されたのは約10時ごろ、福原愛選手がリレーを行っているときであった。妨害の発生後、「チベット独立分子」の前に並んでいた日本の警察の様子が一変、「チベット独立分子」に対して厳しい監視と制御が行われた。その後も「チベット独立分子」は何度かリレーの妨害や中国側への攻撃を試みていたが、その都度警察に制止されていた。そのほか、現場に駆けつけた中国人留学生が殴打され、流血するという残念な事件も発生した。しかし、この事件は「チベット独立分子」による粗暴な行動の動かぬ証拠となることだろう。

  聖火は次々とリレーされ、最後のランナーであるマラソンの野口みずき選手が会場に姿を現したとき、非常に感動するシーンが待っていた。聖火防衛隊員たちが徐々に走るスピードを落とし、歩き始めたのである。

  中国国歌が響き渡る会場においては、誰も聖火リレーを妨害することなどできなかったのである。つまり、我々の声が聖火を守り、隊員たちも、もはや聖火を防衛する必要などなくなったということだ。我々はリレーのゴール地点をコントロールすることに成功し、まさに「完勝」したのである。
引用終わり:



検索してみると、元の記事(日記)は きっこの日記 をはじめ、あちこちのブログで転載されている。

別の記事(目撃記事)はないのか?

ニュースによると、 韓国ソウルでも同じようなことが起きたが、韓国人に怪我をさせた中国人が警察にタイホされ、中国大使が謝罪している。


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さくらスイッチ

チベットの人権問題と北京オリンピックが絡んで、世界中を巻き込んだ複雑な様相を見せていますね。

『小西克哉 松本ともこTBSラジオストリーム』(東京のラジオ番組ですが、そのポッドキャストもあり、ネット上で聞けます)で、聖火リレーを取り上げていました。勝谷誠彦氏が、その偏った報道姿勢の裏には北京オリンピックでのプレスカードが欲しいため云々、と言っていました。勝谷誠彦氏の見方も時に偏っていますが、真実の一面ではないかと感じています。

http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/

◆4/30(水)コラムの花道は勝谷誠彦さんです。
今日は長野の聖火リレーについて、じっくり伺います!

◆5/1(木)ニュースさかさメガネ
『聖火リレーを守れ!?中国人留学生動員の実態』 今日は中国に詳しい毎日新聞論説委員の金子秀敏さんにお話をうかがいました。
by さくらスイッチ (2008-05-01 21:18) 

滴水

お久しぶりです。
あの聖火リレーの日は家内の田舎に移動中でした。問題の「TBS」のラジオで、久米宏が「こういう時のマスコミって、なんだろうって思いますね。・・・アッ、何か投げられたようです・・・なんて、どこかうれしげに伝えてる感じがして」と言っていました。
まさにそんな感じ。
「フリーチベット」のこの方(立川の獣医さん?)も、トラブルを期待しているようなところがどこかにあって、長野まで行ったのでしょうかね。
わたしにはどうもよくわからないところがあります。彼とその仲間は誰に対して、どのようにして「フリーチベット」を訴えたかったのかしら?
ふつう街頭で訴えることを目的にしたら、カメラは準備しないでしょ。
で、撮った映像というと、一度でもデモに参加したら誰でも経験するそんな映像。デモ機制の警察なんてあんなモンですよ。まだこちらをカメラで撮っている警察関係者が映っていないのが不思議なくらいです。
腹が立つし、許さないけど、そんな感じは絶対に味わう。警備の陰湿さを思い出すとはらわたが煮えくり返るけどね。
きっこの日記さんは、「映像があるからたしかだ」と書いていたけど、うーん、このあたりは情報リテラシーの観点から見ると、一概には言えない。
様々な角度から伝えられる複数の同様のレポートがないと、にわかには信じられないなぁ。
ミクシーで見ると、「フリーチベット」のこの方、この三月からの突然の登場みたい。やむにやまれず、ついに口を開いたということか、世間の関心にチューニングして発言を始めたということか、ふだんのこの方のパーソナリティが見えない以上、信頼度はイマイチ。
たとえば、古井戸さんが紹介してくれた、船戸与一のレポートなら、わたしは100%信じる。彼が使い分けるペンネームのすべてで彼を見ているから。
まあ、それでもチベットで共産中国が行ったことについて、我々はもっとよく知っておくべきです。ただ、その時には、ロシアにチェチェンがあり、イギリスには北アイルランドがあり、スペインにはバスクがあり、インドネシアには東チモールがあり、パレスチナでは・・・、そういうことも知った上で、じゃあどうするんだということに、自分の腹をくくることが必要だよね。
by 滴水 (2008-05-03 22:32) 

古井戸

黒澤の『羅生門』じゃないが、レポートが少なすぎますね。この転載フリーの記事がきっこの日記含めあちこちに掲載されている。

船戸与一の意見は、チベット寄りであり、あくまで非抵抗のダライラマにいらだちを隠していない。しかし最も事情をよく知るのはダライラマでしょう。

虐殺され強姦された恨みを晴らしたい、というならゲリラとなって、中国に抵抗するでしょう。これはパレスチナ状況です。

すでに、強姦され虐殺されたアジア人は日本軍に対してどうやって恨みを晴らせたのか?それよりもっとひどいことをされているアフリカ人、インド人、ラテンアメリカの人々、北米大陸の原住民達。 過去の歴史は不正義の歴史です。

これを掘り起こして、やった側が謝罪し、以後の歴史に二度と繰り返さないことを侵略側、被侵略側とともに誓う、ということしか決着はつかないですね。 過去に侵略された側が、現在の正義とはナリ得ないことは、イスラエル~パレスチナの事例を見れば明らか。中国でもそれが証明されている。
by 古井戸 (2008-05-03 23:07) 

runaway

>> 出発地点に、中国の旗を持った人は入場できるが、チベットの旗を持った人は入れない。

警察の言い分。
「危険だから」

じゃあ、何で中国人はいいんだ?
「......ご協力お願いします。」


WTF? Sounds like they are stigmatizing those who are oppressed because of their political crisis. And the vast majority of pro-Chinese supporters are always right!?
Where does this false sense of consciousness come from, and how is it infuse into ignorant JP police to make them much more ignorant of race and history? Revealing the JP version of MCP, huh!? Give me a break....

by runaway (2008-05-09 16:15) 

runaway

> この国のマスコミは終わったと感じた。

>>あの怒号は、
僕らが受けた痛みは、
彼らの悲痛な叫びは、
どこに反映されたのだろう。

This gives us a sense of how image politics of mainstream media in contemporary Japanese society works. They sensationalize the event by framing the narratives in the way that renders pro-Chinese as protagonist and the protesters as antagonist. The media don't care about Chinese supporters' bad behavior, because they don't consider it problematic at all. Instead the media feature the behavior of protesters as well as that of Japanese spectators if there are any skirmishes with Chinese supporters, framing the narratives as if those skirmishes were led by the protesters.
by runaway (2008-05-11 11:10) 

古井戸

聖火リレーはプロテストするような場所じゃありません。セレモニーじゃもの。
双方のサポーターも規制すればよかったのです。ちょうど、サッカーの試合で双方が完全隔離されているように、です。旗とか、凶器になりそうなモノを持ち込ませるのがそもそもマチガイ。

両サポータとも只のガキンチョです。フーリガン、とみなせばよい。

中国に抗議するなら、50年代以降から継続してやっていなきゃ。時機を逸したと言うべきでしょう。なにをいまさら、という感じ。
by 古井戸 (2008-05-15 11:44) 

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