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映画館経営者よ。 観客の安全を言い訳にするな  『靖国』その3 [Cinema]

毎日新聞4/4

「靖国」上映中止:名古屋シネマテーク、上映延期 支配人「客の安全考えた」 /愛知

◇保守系団体中止要求
 ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題で、5月3~30日の公開を予定していた「名古屋シネマテーク」(名古屋市千種区)も延期を決めたことが3日、明らかになった。同館の平野勇治支配人は、保守系団体から上映中止を求められたことを認めたうえで「あくまで自主的判断。客の安全を考えた」と話す。
(略)

平野支配人によると2日、保守系団体の2人が同館を訪れ、「映画は見ていない」と断ったうえで、内容が靖国批判だとして上映中止を求めた。平野支配人が「靖国を肯定的に描いた映画と同時上映をしてはどうか」と打診したが拒否され、物別れに終わったという。

 上映初日の予定だった5月3日は憲法記念日で政治色が強い日でもあり、平野支配人は「少し前からこの日のスタートは難しいと考えていた。延期は圧力に屈したわけではなく、あくまでも自主的判断」と話す。


ここまで堂々と開き直る映画館支配人がいるとはおどろいた。

観客の安全をダシにするでない。テメエの勇気がないだけである。<観客の安全>を理由に公開を中止することは、言論・表現の自由を侵害する一派を増長し、危険は一層増すのである。すなわち、観客の安全より 大事なモノがあるのである。


そもそも映画の鑑賞で危険を感じるのならなぜ、ドーカツに来た右翼ヤクザを警察に突き出さないのか?恫喝が巧妙であって警察沙汰にできないのであれば、少なくとも、ドーカツヤクザの氏名と団体、発言内容を公開せよ(どうせ愚にもつかない内容だろうが)。 何も明かさないで、 観客の安全、だけをダシにして 映画公開停止するなど、表現する場を提供する事業者・経営者たる資格はない。

この支配人は本屋にでかけたことはないのか? 靖国批判本など、掃いて捨てるほど本屋に溢れているではないか。
映画館に右翼が襲撃を掛けて観客に被害が及んだ場合、映画館の責任ではない。襲撃を掛けたり、映画館の業務妨害する人間を逮捕・勾留、重罪を課せばいいのである。 だれもテメーのような腰抜け支配人の責任を問いはしないから安心せよ。 天皇批判本、靖国批判本、南京事件本などをめぐって右翼の攻撃をうけた出版社や新聞社は山ほどあるではないか。 それをおそれて、出版社が予定していた本の出版を記事の掲載を見合わせました。。と堂々と述べているようなモノ。

こんな意気地のない映画関係経営者はさっさと店をたたむべし。
おなじことは何度でもあるよ。 そのたびに 「観客の安全を考えて~~~」、と 安全な映画ばっかりを選んで上映するの?
アホ、である。 なにが、安全を脅かしているのか、考えたことはあるか? どうすればその脅威を排除・追放できるか考えたことはあるか?


ジャーナリスト、作家、記者、議員、に対して表現の自由を侵す勢力は昔から今に至るまで、日本だけではなく中国、ソビエト、。。その他、世界中の<言論の自由>後進国には溢れている。官憲や保守政治屋もその勢力を後押しして取り締まろうとしない。どこにも見られる日常的光景である。<言論の自由>がある国とない国との違いは、表現者(映画館経営者もその一部なのだよ)や、読者、書店、出版社、取次店がそのヤクザ勢力に断固拒否の姿勢を示す、かどうか、なのである(国会議員、ケーサツ、政府などどこでも、頼りにはナリはしない)。 いったい、この言論不自由な現状を、  誰が、 改善すると考えているの? 未来永劫この状態にしておきたいのか? (。。などと、こういうアホに問いかけても無駄だろうが)。 <言論の自由、表現の自由>の敵には、こちらから攻撃を掛けて殲滅すべきであるのに、なんというザマだろう。


名古屋シネマテークの支配人は <観客の安全を考えて>ではなく、<おのれの安全を考えて公開を中止しました。>と正直に客に詫び、映画館をたたむがよかろう:

  公開を約束した映画は、xxxxからのドーカツを受けましたので、おのれの安全を考えて公開を中止しました。  私はおのれのことしか考えない人間です。 今後、同じような脅迫があれば、また中止致します。 今後ともごひいきに!
 
名古屋のヤーサン! 名古屋シネマテークをかわいがってやってね~。



関連サイト:
日本会議愛知県本部西三河支部幹事長杉田謙一による名古屋での映画「靖国」上映中止恫喝
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/6dc26efba0c9a5dd19963846d7f9f3de


言論・表現の自由に対するドーカツ・妨害があったことが、明らかになっているのに、全国の映画館から何の声も聞こえないのはどういうことか?他人事だ、とおもっているのか? 数館、ではなく、数十館、が営業利益を度外視しても公開する、という声を出せないのか? ドーカツ側はこれに味をしめて馬鹿の一つ覚え、何度でも同じことを繰り返すだろう。
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コメント 1

zilwan

おじゃまします
「客の安全を考えた」映画館側の「自主的判断」。
ほんとに大きなお世話です。
やはり、ここはひとつ大きな声で「『靖国 YASUKUNI』が見たい!」と叫ばなくては。
いや、「見せろ!」ですね。

天皇が太陽なら靖国は月といった感じでしょうか?
欠けたり満ちたり......。
新月ってのもありますが。

この映画近くの映画館で公開されると良いですね。
by zilwan (2008-04-06 23:27) 

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