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就学援助制度 大都市で四人に一人が利用 [Education]

就学援助とは、経済的な理由により学用品費や給食費など、子供の就学に必要な経費 の負担が困難な家庭に対し、必要な援助を行う制度のことである。

今晩NHK第2放送で佐野眞一の講演を聞くまで、これほど利用者が多いと知らなかった。
援助を受けている子供はもちろん修学旅行には行けない。夏休みが終わって二学期になると、
子供は、げっそり痩せて登校するそうだ。夏休み期間中は、給食がないからである。

援助を受けている子供たちは、ノートを取るとき、米粒のような小さい字を書くという。
次のノートを買ってもらえないからである。

少子化になって、当然ではないか。

追記3/27:
数日前、大宅映子がTBSラジオで放言していた(この放言のあと、ハワイに遊びに行く、とて、この番組は、録音であった)。 「格差格差、ってさわぐけど、所得の統計ってのは学者により様々なのよね。」(と、統計データにケチを付ける、という常套手段)。みんな一律じゃ、力のある人はやる気がしなくなるし活気のないコッカになりますよ~♪

では聞くが、1/4も就学援助を受けなければならない子供と家庭にどれほどの落ち度、があったというのか?少なくとも子供に何の責任もないのに、他の(自分の手柄でもないのに裕福な生活を楽しんでいる)子供らとの間に存在する 歴然たる差別 を放置するクニは、人間のクニではない。そういう差別を見て見ぬふりをする奴らは、人間ではない。 それで、クニを愛せ、などとは笑わせる。

追記: 昨日の朝日論壇時評によると、東京都足立区の中学校では 43% が就学援助を受けている、ということだ。金子勝によると、企業は空前の利益を計上しているのに企業への所得税には手を付けず、消費税にそのツケを回している。
ジャーナリスト、ベンジャミン・フルフォードは近著で、デーブ・スペクターから聞いた話を書いている:ニッポンの財政問題を云々する外タレは、局からお呼びが掛からなくなるんだとさ。
http://www.takarabe-hrj.co.jp/takarabe/clock/

以下朝日新聞の記事:
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就学援助4年で4割増 給食費など東京・大阪4人に1人
2006年01月03日17時09分

 公立の小中学校で文房具代や給食費、修学旅行費などの援助を受ける児童・生徒の数が04年度までの4年間に4割近くも増え、受給率が4割を超える自治体もあることが朝日新聞の調べで分かった。東京や大阪では4人に1人、全国平均でも1割強に上る。経済的な理由で子どもの学習環境が整いにくい家庭が増え、地域的な偏りも目立っている。

 文部科学省によると、就学援助の受給者は04年度が全国で約133万7000人。00年度より約37%増えた。受給率の全国平均は12.8%。

 都道府県で最も高いのは大阪府の27.9%で、東京都の24.8%、山口県の23.2%と続く。市区町村別では東京都足立区が突出しており、93年度は15.8%だったのが、00年度に30%台に上昇、04年度には42.5%に達した。

 背景にはリストラや給与水準の低下がある。厚生労働省の調査では、常用雇用者の給与は04年まで4年連続で減り、00年の94%まで落ちた。
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たるたる

事態は、実感以上に深刻ということでしょうか。
私自身、10年くらい前にある人から、「これからはますます貧富の差が拡がっていく」という話し(忠告?)を聞いたのをきっかけに、常に社会の二極化についてはアンテナをはっていましたが。まあ、私にとっての「幸せ」とは、「置かれている環境」ではなく「心の状態」のことなので、自分が貧になるか富になるか、ということは二の次でしたが。
貧乏→勉強ができない・親が子供をかまってられない→当然低学歴・社会的常識も身につかない→貧乏(以下、えんえんと続く)という貧乏スパイラル現象からの脱却を望む!そのために政治になんとかしてもらいたいとは思いますが、それと同時に国民ひとりひとりがもっと賢くなるべきだとつくづく思います。
誰もがインターネットやテレビ、活字で情報を手に入れることのできる時代だからこそ、日本で、社会で何が起こっているのかを知り、その現象について真剣に考えることくらいは、教育レベルに関係なく、本人の意思でできることだと思います。今すぐ今日明日の生活を変えることはできなくても、罪のない子供の将来のために、親が正しい知識・考え方を身に付けていくところからはじめなくてはいけないと思います。
by たるたる (2006-04-14 02:51) 

古井戸

あまりに現実離れしたお話をされているようで、ついていけません。

ノートも買えない、食事も満足にできない家庭に、パソコンがあるとおもいますか?電話もないかもしれないですよ。新聞も取っていない、水道ガス電気料金も満足に支払えているかどうか分からない、と想像できませんか?NHKがうるさいからTVも無いかも知れない。

そういう家庭で、誰が、どうやって、賢くなるのでしょうか?

就学援助を受けている家庭、と聞いただけで、その子供と親はどんな切ない毎日を送っているだろうか。何の責任もない子はどんな学校生活を送っているのだろうか。塾にも行けない、親も勉強を教える余裕もない。こうゆうことをゆるしていいのですか? 私の胸は張り裂けそうです。

正しい知識、考え方をもて。賢くなれ、とは ちゃんとした収入、職業を得てのちのはなしです。

竹中大臣の娘のようなことを言わないでください。
竹中は、米国流、といわれるが、冗談じゃありません。何も知らないボンボンです。
あ、余計なことを申しました。どんどん、書き込んでください。
by 古井戸 (2006-04-14 09:16) 

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